キルロータ |
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【キルロータについて】 |
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キルロータは、キルタンサス属の種間交配種で、夏に開花するタイプです。一方の親は、バロータと呼ばれていた種類で、もう一方の親は、キルタンサス・サンギネウス(C.sanguineus)とされています。 バロータは、以前は、バロータ属に分類され、バロータ・スペシオサ(Vallota speciosa)と呼ばれていましたが、現在はキルタンサス属に分類され、キルタンサス・エラツス(C. elatus)とされています。 このバロータは、以前に球根が販売されていて育てたことがありますが、花が咲きにくい印象でした。このキルロータは、バロータと比較するとずっと咲きやすくなっています。 【栽培メモ】 タキイ種苗のカタログに載っていましたので、2016年の春に購入して栽培したところ、その年は花が咲かず、少し諦めかけていましたが、翌年の8月下旬になって、花が咲いてくれました。 毎年咲かせるには、肥培管理が欠かせないようです。なお、半耐寒性ですが、軒下で特に問題なく冬を越しています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【キルロータの概要】 |
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草丈 30〜35pです。 花 花径が7cmほどの濃い赤橙色の花が咲きます。キツネノカミソリの花に似ています。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、半耐寒性でやや寒さに弱いと言えます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も咲かせる場合:やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Cyrtanthus・・・・・ギリシャ語の cyrt(湾曲)+ anthus(花)が語源です。 elatus・・・・・「背の高い」「丈の高い」 sanguineus・・・・・「血紅色の」 |
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【主な種類と品種】 | ||||||||||||||||
キルタンサスは、こちらをご覧ください。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 霜に当てないようにします。 植え付け 半耐寒性ですので、通常は、鉢植えで育てます。植え付けの適期は、3〜4月頃です。 やや寒さに弱いようですが、温暖地では霜除けをすれば庭植えができるようです。 鉢植えの用土 市販の球根用培養土、若しくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土などを使います。 植え付けの深さ 球根の上部が少し見える程度にします。 株間 6〜7号鉢に3球程度が目安です。 置き場所 日当たりのよいところに置きます。夏場も半日陰に置かなくても大丈夫です。 植え替え 小さめの鉢の場合は2年、少し大きめの鉢の場合は3年に1回を目安に植え替えします。 日常の管理 過湿にならないよう土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。 冬の管理 関東以西の温暖地では、霜の当たらない軒下で冬を越せます。ただし、特に寒さの厳しいときは、室内に取り込んだ方が安全です。 水やりは、ごく控えめにします。 ふやし方 小球ができますので、植え替えのときに分球して増やすことができます。 肥料 植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、生育期間中、月に2回ほど液肥を与えるか、1〜2か月に1回緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 ハマオモトヨトウを見つけたら早めに駆除します。 |
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