キルロータ

キルロータの花
写真 キルロータ
撮影時期 2017.9.1
栽培状況 鉢植え

科名

ヒガンバナ科

属名

キルタンサス属

学名

Cyrtanthus hybridus

園芸分類

春植え球根

別名

(特にありません)

原産地

(園芸交配種)

主な用途

鉢植え

花期

7〜8月

【キルロータについて】

キルロータは、キルタンサス属の種間交配種で、夏に開花するタイプです。一方の親は、バロータと呼ばれていた種類で、もう一方の親は、キルタンサス・サンギネウス(C.sanguineus)とされています。

バロータは、以前は、バロータ属に分類され、バロータ・スペシオサ(Vallota speciosa)と呼ばれていましたが、現在はキルタンサス属に分類され、キルタンサス・エラツス(C. elatus)とされています。

このバロータは、以前に球根が販売されていて育てたことがありますが、花が咲きにくい印象でした。このキルロータは、バロータと比較するとずっと咲きやすくなっています。

【栽培メモ】

タキイ種苗のカタログに載っていましたので、2016年の春に購入して栽培したところ、その年は花が咲かず、少し諦めかけていましたが、翌年の8月下旬になって、花が咲いてくれました。

毎年咲かせるには、肥培管理が欠かせないようです。なお、半耐寒性ですが、軒下で特に問題なく冬を越しています。

【育て方は下へ ↓ 】

【キルロータの概要】

草丈

30〜35pです。

花径が7cmほどの濃い赤橙色の花が咲きます。キツネノカミソリの花に似ています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、半耐寒性でやや寒さに弱いと言えます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も咲かせる場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Cyrtanthus・・・・・ギリシャ語の cyrt(湾曲)+ anthus(花)が語源です。

elatus・・・・・「背の高い」「丈の高い」

sanguineus・・・・・「血紅色の」

【主な種類と品種】

キルタンサスは、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 霜に当てないようにします。

植え付け

半耐寒性ですので、通常は、鉢植えで育てます。植え付けの適期は、3〜4月頃です。

やや寒さに弱いようですが、温暖地では霜除けをすれば庭植えができるようです。

鉢植えの用土

市販の球根用培養土、若しくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜた用土などを使います。

植え付けの深さ

球根の上部が少し見える程度にします。

キルロータの花

株間

6〜7号鉢に3球程度が目安です。

置き場所

日当たりのよいところに置きます。夏場も半日陰に置かなくても大丈夫です。

植え替え

小さめの鉢の場合は2年、少し大きめの鉢の場合は3年に1回を目安に植え替えします。

日常の管理

過湿にならないよう土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

冬の管理

関東以西の温暖地では、霜の当たらない軒下で冬を越せます。ただし、特に寒さの厳しいときは、室内に取り込んだ方が安全です。

水やりは、ごく控えめにします。

ふやし方

小球ができますので、植え替えのときに分球して増やすことができます。

肥料

植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、生育期間中、月に2回ほど液肥を与えるか、1〜2か月に1回緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

ハマオモトヨトウを見つけたら早めに駆除します。

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