キンギョソウ(金魚草) |
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【キンギョソウについて】 |
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キンギョソウ(金魚草)は、地中海沿岸地方原産のオオバコ科の秋まき一年草です。秋まき一年草の中でも、つくりやすく、花が美しいので、昔から愛されている草花です。また、花期も比較的長く、春の花壇に金魚草を植え込むと、たいへんにぎやかになります。 また、花色が大変鮮やかで、しかも色も豊富です。それに、矮性種から高性種までいろいろな品種がありますので、好みの品種を選べます。 ところで、キンギョソウの金魚は、花の形が尾びれを広げた金魚のように見えるところからきていますが、英名はスナップドラゴンで、花の形がドラゴンの口に似ていることに由来します。比較をするならば、やはり、金魚の方がいいネーミングだと思われます。 【栽培メモ】 育苗箱に播いたところ、よく発芽しました。タネが小さいので、発芽後の生育はゆっくりですが育苗は簡単でした。 花壇に植えたときは、寒さの厳しいときだけ軽く霜除けをしましたが、冬の寒さで傷むことがなく、早く花を見ることができました。 なお、'マダムバタフライ' は花が非常に豪華ですが、草丈が高くなり開花時には支柱を立てないと倒伏しやすくなってしまいました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【キンギョソウの概要】 |
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草丈 矮性種は20pほどですが、切り花用の高性種だと1.2mほどになります。 花 ひとつひとつの花が金魚のように見えるところから、この名前が付けられました。 花色は、白、黄、桃、赤の他に複色花もあります。 'ナイトアンドデイ'(2022.4.28) 耐寒性・耐暑性
寒さには比較的強く、温暖地では庭植えにできます。ただし、霜除けをした方が安全です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Antirrhinum・・・・・「鼻に似た」という意味です。 majus・・・・・「より大きい、より偉大な」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ タネから育てる場合、好光性種子ですので覆土はしません。 ※ 切り花用の高性種は別ですが、摘芯をすると枝数が増えてにぎやかに咲いてくれます。 タネまき 発芽適温が15〜20度ですので9月下旬〜10月上旬が適期です。ピートバンに播いてもよいですが、通常の育苗箱に播く方法でも全く問題はありません。 タネが細かいので、厚まきにならないようにします。好光性種子ですので覆土はしません。 発芽後の苗の生育はゆっくりですので、本葉が2〜3枚になったら、まずは2号(6p)のポットに取ります。 2号ポットの底に根が回ったら3号(9p)のポットに植え替えて、時々液肥を与えながら苗を育てます。 ‘ソネット'混合(2019.5.18) 植え付け 酸性土を嫌いますので、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど混ぜて中和しておきます。 3号ポットの底に根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。 寒さが厳しいところは、ポットのままで霜に当てないようにして冬を越し、3月中〜下旬に定植します。 花壇に植えるときは、植えつけ時に、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、化成肥料と一緒に庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土などでも特に問題はありません。 株間 20〜30pの間隔にします。標準のプランターでは、3〜4株を目安にします。 植え場所・置き場所 日照不足ではよい花が咲きませんので、花壇に植える場合は、日当たりのよいところに植えつけます。 鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところへ置いて育てます。 日常の管理 切り花用の高性種は別ですが、摘芯をすると枝数が増えてにぎやかに咲いてくれます。 高性種は、風雨で花茎が倒れることがありますので、そのようなときには早めに支柱を立てて姿勢を直すようにします。 花が終わった花茎は切り戻しをすると、新しい花茎が伸びてまた花が咲きます。長く花を楽しむには、花ガラをこまめにつみ取ります。 ‘マダムバタフライ'(2019.5.23) 冬の管理 秋に定植した場合は、霜除けをします。温暖地の場合も、寒さの厳しい時期は不織布でトンネルをするなどして霜除けをしたほうが安全ですし、そうすることによって、春先には充実した株になります。 肥料 花壇に植える場合は、元肥として化成肥料を1u当たり30〜50gほど施しておきます。追肥は特に与えなくてもかまいません。 鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、暖かくなったら、成育期間中に液肥を2週間に1回程度施します。 用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。 病気・害虫 アブラムシがつきやすいので、見つけたら早めに駆除します。また、ヨトウムシに注意します。 |
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