カラマツソウ |
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【カラマツソウ属について】 |
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カラマツソウは、アジアの温帯地域などに分布していて、日本でも山地の草原などで見ることのできるキンポウケ科カラマツソウ属の宿根草です。この属にはたくさんの種類があり、園芸として栽培されているものも少なくありません。 比較的入手しやすい種類は、シキンカラマツ、オオシキンカラマツ、キバナカラマツソウ、ツクシカラマツなどです。なお、バイカカラマツもよく栽培されますが、本種は別属になります。 カラマツソウの仲間は全体として耐暑性が弱いですので、関東以西の温暖地では夏の管理がポイントになります。花は、派手さはないですが、落ち着いた雰囲気を持っていて魅力があります。 【栽培メモ】 オオシキンカラマツを鉢植えで栽培したところ、意外とよく育ち花が咲いてくれました。その後、なんとか夏を乗り切ることができました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【カラマツソウ属の概要】 |
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草丈 【主な種類と品種】を参照してください。 花 【主な種類と品種】を参照してください。 耐寒性・耐暑性
耐暑性は強いですが、耐暑性やや弱く夏の高温多湿が苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Thalictrum・・・・・ギリシャ語で thaliktron(緑の草)に由来するギリシャの植物名が語源です。 aquilegiifolium・・・・・・「オダマキ属のような葉の」 delavayi・・・・・・イエズス会の宣教師で植物学者の Pierre Jean Marie Delavay への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 秋から春にかけては日当たりのよいところに、夏は半日陰か明るい日陰に置きます 植え付け 園芸店やホームセンターなどで見かけることが少ないので、種苗会社のカタログなどで注文する方が早道です。植えつけの時期としては、9月下旬〜10月、又は3月ごろが適しています。 苗を庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 耐暑性がやや弱いことから、関東以西の温暖地は、季節によって栽培環境を変えられる鉢植えの方が栽培しやすいと言えます。鉢植えで育てる場合は、6号程度の鉢に植えつけます。 鉢植えの用土 市販の山野草培養土又は鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、午後、日陰になるところが適しています。夏の西日が当たるようなところは避けた方が賢明です。 鉢やプランターは、秋から春にかけては日当たりのよいところに、夏は半日陰か明るい日陰に置きます。 植え替え 庭植えの場合は、3〜4年したら株分けを兼ねて植え替えます。関東以西の温暖地の場合は、大株になると夏に蒸れて枯れることがあります。 鉢植えの場合は、毎年、もしくは2年に1回を目安に植え替えをします。いずれの場合も、時期は、春は芽が出る前、秋は9月下旬〜10月中旬ごろが適期です。 日常の管理 鉢に植えた場合は、水切れに注意します。 春になると草丈がよく伸び、開花時期になると風で倒れやすくなりますので、その場合は支柱を立てます。下の写真は、支柱を立てるのが遅れ、株が傾いてしまいました。 冬の管理 耐寒性が強いので、戸外で冬を越します。 夏の管理 夏の高温多湿を嫌いますので、鉢植えは、風通しのよい半日陰か明るい日陰に置きますが、関東以西の温暖地の場合は、明るい日陰が無難です。 肥料 植え付け、植え替え時に緩効性の肥料を与えます。鉢やプランターに植えた場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を与えるるか、2週間に1回程度液肥を与えます。 病気・害虫 ウドンコ病が発生することがあります。 |
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