バイカカラマツ

バイカカラマツの花
写真 バイカカラマツ
撮影時期 2009.3.21
栽培状況 庭植え

科名

キンポウゲ科

属名

バイカカラマツソウ属

学名

Anemonella thalictroides

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

北アメリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【バイカカラマツについて】

バイカカラマツ(梅花落葉松)は、北アメリカ東北部原産のキンポウゲ科バイカカラマツソウ属の宿根草です。その名前といい、姿といい日本の自生種と思いたくなりますが、日本には原生していません。

人気のある山野草で、園芸種もたくさんあります。一重咲きのほかに八重咲きや写真のような千重咲きの品種があり、こちらの方がよく栽培されています。

耐暑性も比較的ありますので、山野草の中では育てやすいと言えます。

【栽培メモ】

小型の宿根草ですので鉢植えで楽しむことが多いですが、庭植えにしたところ、半日陰のところでしたので、よく育っていました。ただし、他の草花に負けてしまいそうになりましたので、植え場所には注意が必要です。

【育て方は下へ ↓ 】

【バイカカラマツの概要】

草丈

草丈は10〜20pほどです。

花径は、2〜3pです。基本種は、下の写真のように一重ですが、八重咲き、千重咲きがあります。

花色も白、ピンク、淡桃色、淡緑色などがあります。

バイカカラマツの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は強く、耐暑性も比較的あります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Anemonella・・・・・ギリシャ語の anemos(風)が語源です。

thalictroides・・・・・「カラマツソウ属に似た」

【主な種類と品種】

スクーフダブルピンク

ピンクの千重咲きです。

フルダブルホワイト

白の八重〜千重咲きです。

ダブルグリーン

淡緑の八重〜千重咲きです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏が近づいてきたら半日陰に移し、真夏は明るい日陰で管理します。

植え付け

9月下旬〜10月上旬が適期ですが3月下旬ごろにも植え付けできます。耐寒性がありますので、庭に植えても、鉢植えでも楽しめますが、小型の宿根草ですので、どちらかといえば鉢植えに向いています。

株が小さいので、庭に植えると周りに植えられている草花に負けてしまうことがありますので、そのあたりを考慮して植えつけ場所を選びます。

庭に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

バイカカラマツの花

鉢植えの用土

市販の山野草の培養土もしくは鹿沼土、赤玉土を2対1程度に混ぜたものにパーライト(軽石)を1割ほど加えた用土などを使います。

植え場所・置き場所

鉢植えは、花が咲くまでは日当たりのよいところで管理し、夏が近づくと半日陰で管理します。

庭に庭に植えるときは、落葉樹の下など半日陰になる場所に植え付けます。少なくとも、午後は日陰になるところでないとよく育ちません。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢の状況を見て毎年、若しくは2年に1回を目安に植え替えをします。

鉢から抜いて、新しい用土で植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、株分けをするか少し多めに古い土を落として植え替えます。

日常の管理

鉢植えの場合は、芽出しから生育期はたっぷりと水をあげます。

夏の管理

鉢植えは、夏が近づいてきたら半日陰に移し、真夏は明るい日陰で管理します

冬の管理

耐寒性がありますので、冬は戸外で冬を越します。

鉢に植えた場合は、葉が枯れてきたら徐々に水を控えるようにしますが、冬の休眠期間中、乾燥させすぎないように注意します。

バイカカラマツの花

肥料

庭植え、鉢植えとも花後と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。また、鉢植えは、4〜6月の生育期間中に、薄めの液肥を与えます。

病気・害虫

ナメクジなどに葉を食べられることがあります。

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