カマヤマショウブ

カマヤマショウブの花
写真 カマヤマショウブ
撮影時期 2018.4.21
栽培状況 庭植え

科名

アヤメ科

属名

アヤメ属

学名

Iris sanguinea var. violacea

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

朝鮮、中国東北部

主な用途

庭植え

花期

4〜5月

【カマヤマショウブについて】

カマヤマショウブは、朝鮮や中国東北部が原産地で、日本にはかなり古い時代に渡来したようです。名前のカマヤマは、釜山を訓読みにしたものと言われていますが、ガマアヤメが転訛したものとする説も有力です。

アヤメとの違いは、カマヤマショウブの葉は細長い線形で直立し、花径も長くて外花被片の幅が広いことなどで区別されます。ただし、双方を見比べないと、なかなか見分けがつ付きません。

【栽培メモ】

庭の隅に植えていますが、大変丈夫です。毎年、4月下旬には青紫の花が一斉に開花します。

【育て方は下へ ↓ 】

【カマヤマショウブの概要】

草丈

30〜50pほどです。

青紫の花がたくさん咲きますので、まとめて植えると一段と見栄えがします。

カマヤマショウブの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性があり、露地で越冬します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Iris・・・・・・ギリシャ語の iris(虹)が語源です。

sanguinea・・・・・「血紅色の」

violacea・・・・・「スミレ色の」

【主な種類と品種】

アヤメについては、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 日当たりと水はけのよいところで育てます。

植え付け

植え付けの時期は、花後に株分けして植え付けるのが一般的ですが、2月末から3月初めの芽が動き出す前でもかまいません。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土などを使います。

水はけのよい用土であれば、それほど気を遣う必要はありません。

カマヤマショウブの花

植え場所、置き場所

アヤメは乾燥に強いですが、カマヤマショウブも同様ですので、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

株間

庭に植える場合は25〜30pほどにします。標準のプランターであれば、3株が目安です。

植え替え

庭植えの場合は、3〜4年経つと株が混み合ってきて、花付きが悪くなりますので、花後に株分けを兼ねて植え替えます。

3芽ぐらいを標準にし、葉先を三分の一ほど切り取って植えつけます。

鉢やプランターに植えた場合は、根がよく張りますので毎年植え替えます。

冬の管理

耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。

ふやし方

花後に株分けして増やすことができます。

肥料

庭植えの場合は、やせ地でなければ特に肥料を与えなくてもよく育ちます。鉢やプランターで育てる場合は、春先と秋に緩効性の固形肥料を少量与えるだけで十分です。

病気・害虫

特にありません。

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