カミソニア

カミソニアの花
写真 カミソニア
撮影時期 2004.5.1
栽培状況 秋まき後、鉢植え

科名

アカバナ科

属名

マツヨイグサ属

学名

Oenothera bistorta

園芸分類

秋(春)まき一年草

別名

イブニング・プリムローズ

原産地

カリフォルニア

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4月〜5月

【カミソニアについて】

カミソニアは、カリフォルニア原産のアカバナ科マツヨイグサ属の秋(春)まき一年草です。以前はカミソニア属(Camissonia)に分類されていたためこの名前が付いていますが、今はマツヨイグサ属になっています。

開花の最盛期には株が大きく広がり、写真のようなすっきりとした黄色の花が存分に楽しめます。あまり栽培されていませんが、丈夫で栽培は容易ですし、プランターなどで育てるのにも適しています。

また、こぼれダネから発芽しますので、苗を育てると翌春も花を楽しむことができます。以前は「サカタのタネ」からタネが販売されていましたが、残念ながら、最近は見かけなくなりました。

【栽培メモ】

発芽、育苗も容易で育てやすい草花と言えます。写真を撮ったときは、霜除けなしで育てています。なお、こぼれダネから翌年も花が咲きました。

【育て方は下へ ↓ 】

【カミソニアの概要】

草丈

草丈15p前後で横に広がります。

花径は2p程度で、花色はすっきりとした黄色です。多花性なので、にぎやかに咲いて花壇やプランターを彩ってくれます。

カミソニアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

温暖地では、露地で越冬できますが、寒地では霜よけが必要なようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Oenothera・・・・・ギリシャ語の oinos(酒)+ ether(野獣)が語源です。
※ 根にブドウ酒のような香気があり、野獣が好むことに由来します。

Camissonia・・・・・フランス生まれのドイツ人の博物学者 Adelbert von Chamisso への献名

bistorta・・・・・「二重にねじれた」

【主な種類と品種】

マツヨイグサ属は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 秋に定植するときは、遅くならないようにします。

タネまき

9月中旬〜10月中旬に播きますが、寒地では春に播きます。育苗箱かピートバンに播き、2mmほど覆土します。種が細かいので、厚播きにならないよう注意します。7〜10日で発芽します。

発芽後、本葉が2〜3枚になったらポリポットに植え替えます。

植え付け

ポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。秋に植え付ける場合は、早めに行い、寒くなる前に十分に根を張らせ充実した株にしておくことが大切です。

花壇に植える場合は、植えつけ時に、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢やプランターに植える場合は、株が横に広がりますので、径の大きな浅底の丸形プランターが適しています。

カミソニアの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

定植の間隔は、秋植の場合で30p程度、春まきで20p程度とします。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよい場所に定植します。鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

咲き終わった花は、こまめに取り除いておきます。

冬の管理

温暖地以外は霜除けをします。温暖地でも定植が遅くなった場合は霜除けをしたほうが安全です。

肥料

花壇に植える場合は、植えつけの際、緩効性の化成肥料もしくは有機質肥料を施しておきます。追肥をしなくてもよく咲いてくれます。

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、暖かくなった3月から5月にかけて、1ヶ月に月に1回程度、緩効性の固形肥料を置肥をするか、10日に1回程度液肥を与えます。用土を調製したときは、植えつけ時に元肥を与え、後は、同様に追肥をします。

病気・害虫

これといった病害虫はありません。

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