オーニソガラム |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【オーニソガラムについて】 |
||||||||||||||||
オーニソガラムは、ヨーロッパ、アフリカなどが原産のキジカクシ科オオアマナ属の秋植え球根です。いずれも花が美しく育てやすいので、大変魅力のある秋植え球根です。 ヨーロッパや小アジア原産のウンベラタム、ヌタンス、アラビカムなどは、耐寒性があります。一方、アフリカ産のシルソイデスや子持ちオーニソガラムなどは、やや耐寒性が弱いといえます。 多くは白花ですが、同じ白花でも個性があります。また、黄色やオレンジ色の花が咲くダビウムもよく栽培されています。 鉢植えでもよく花が咲きますし、耐寒性のある種類は花壇に植えて楽しめます。 【栽培メモ】 耐寒性のあるヨーロッパ原産のウンベラタムなどは、庭植え、鉢植えのいずれでもよく育ちますが、アフリカ原産の種類は、耐寒性がやや弱いの鉢植えで育てています。冬は、いつも、霜の当たらない軒下に置いていますが、ほとんど寒害を受けることはありません。 また、シルソイデスを庭植えにして、冬の間、農ポリでトンネルをして育てたことがありますが、上の写真のようによく咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
||||||||||||||||
【オーニソガラムの概要】 |
||||||||||||||||
草丈 15〜50pほどになます。 花 星形の6弁の花が咲きます。花色は白花のものがほとんどですが、黄や橙の花が咲くものもあります。 耐寒性・耐暑性
ヨーロッパ原産のものは耐寒性が強いですが、南アフリカ原産のものはやや弱いと言えます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ornithogalum・・・・・ギリシャ語の Ornithos(鳥)+gala(ミルク)が語源です。 thyrsoides・・・・・「密錐花序形の」 dubium・・・・・「疑わしい」、「あいまいな」 nutans・・・・・「うなずいた」、「うなだれた」 umbellatum・・・・・「散形花序の」 arabicum・・・・・「アラビアの」 balansae・・・・・フランスの植物学者 Benedict Balansa への献名 |
||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 鉢やプランターでの栽培では、水のやりすぎに注意します。 植え付け 10月上旬〜下旬に植えつけます。ヨーロッパ産は花壇に植えることができますが、耐寒性の弱いアフリカ産の種類は、通常は鉢やプランターで育てます。 シルソイデスはアフリカ産ですが、花壇に植えて、冬の間、不織布でトンネルをして育てることができます。ただし、温暖地での例です。 花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を撒いて、酸性土壌を中和しておきます。植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 鉢やプランターの用土は、水はけのよい用土を使いますが、市販の球根用培養土でも問題ありません。 植え付けの深さ 深さは庭植えで5p、鉢植えで3cmほどが適当です。 株間 小型種は、5〜10cm間隔、大型種は15〜20cmとします。また鉢植えの場合、小型種は5〜6号鉢に5球、大型種の子持ちオーニソガラムは7号鉢に1球とします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。水はけがよくないと生育が悪くなり、最悪の場合には球根が腐ってしまうことがあります。 鉢やプランターに植えた場合も日当たりのよいところに置いて育てます、 植え替え 鉢植えの場合は、毎年もしくは2年に1回は植え替えるようにします。庭植えの場合は、関東以西の温暖地では、毎年、掘り上げて秋に植え替えますが、オオアマナは2〜3年は植えっぱなしにできます。 日常の管理 比較的乾燥した環境を好みますので、水のやりすぎには注意します。 冬の管理 ウンベラタムなど耐寒性のある種類は、霜除けをしなくとも冬を越します。 耐寒性の弱いアフリカ産の種類は、温暖地では、冬は霜の当たらない軒下や玄関先などに移します。特に寒さの厳しいときは、軒下では寒さで傷むことがありますので、室内に入れた方が安全です。温暖地以外は、室内に取り込みます。 温暖地の場合、シルソイデスなど耐寒性の弱い種類を花壇に植えた場合は、農ポリでトンネルをするなどして霜除けをします。 休眠期の管理 オーニソガラムの球根は、特に温暖地の場合、梅雨から夏の高温多湿で腐ってしまうことがありますので、水はけのあまりよくない花壇に植えた場合は、葉の枯れ始めるころに掘り上げた方が安心です。 掘り上げた後は、水洗いした後、日陰で乾燥させて秋まで涼しいところで保管します。 鉢植えの場合は、掘り上げずに、秋の植え付け時期まで雨のかからない日陰に置いてもまいません。 肥料 花壇で育てるときは、植え付け時には肥料を与えず、葉が出てから緩効性の化成肥料を株元に撒いておきます。 鉢やプランターで育てる場合も、葉が出てから緩効性の化成肥料を株元に撒いておき、後は、春になったら緩効性の固形肥料を置肥するか、もしくは、液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 雨が続いて高温多湿の条件になると、白絹病が発生して、球根が腐ってしまうことがあります。 |
||||||||||||||||
このページのトップへ 一覧に戻ります。 |