オーニソガラム・ダビウム

オーニソガラム・ダビウムの花
写真 オーニソガラム・ダビウム
撮影時期 2007.5.12
栽培状況 鉢植え

科名

キジカクシ科

属名

オオアマナ属

学名

Ornithogalum dubium

園芸分類

秋植え球根

別名

オーニソガラム・ドゥビウム

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

5月

【オーニソガラム・ダビウムについて】

オーニソガラム・ダビウムは、南アフリカのケープ州原産のキジカクシ科オオアマナ属の秋植え球根です。オオアマナ属の花は多くが白花ですが、このオーニソガラム・ダビウムは黄色、オレンジ色、それにクリーム色の花が咲きます。全体の印象も他のオオアマナ属の植物と比較すると、少し異なった印象を受けます。

それででしょうか、種小名は「疑わしい」、「曖昧な」という意味ですが、命名者であるオランダの博物学者の Martinus Houttuyn は、この植物を別の分類の下に置くべきかどうか疑問に思っていたようです。

南アフリカが原産地で耐寒性がそれほど強くありませんが、その点さえ気をつければ栽培は容易です。

【栽培メモ】

いつも鉢植えにして、冬は霜の当たらない軒下で育てていますが、特段の問題もなく冬を越して、毎年よく咲いてくれます。

【育て方は下へ ↓ 】

【オーニソガラム・ダビウムの概要】

草丈

20〜30pほどになます。

星形の6弁の花が茎の先に固まって咲きます。花色は、オレンジ、黄色、それにクリーム色の品種があります。

オーニソガラム・ダビウムの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 (夏は休眠)

比較的耐寒性はありますが、霜に当たると傷みます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Ornithogalum・・・・・ギリシャ語の Ornithos(鳥)+gala(ミルク)が語源です。
※ 花色が白いことからだと思われますが、なぜ「鳥」なのか理解できないところです。

dubium・・・・・「疑わしい」、「曖昧な」

【主な種類と品種】

黄色、オレンジ色、そして最近クリーム色の品種が出ています。なお、オオアマナ属のほかの種は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 冬場は、霜の当たらないところで育てます。

※ 休眠期は、鉢に植えたまま雨の当たらない日陰で秋まで保管します。

植え付け

10月上旬に植えつけます。耐寒性があまりなく、霜に当たると傷んでしまいますので、通常は鉢植えで育てます。

オーニソガラム・ダビウムの花

鉢植えの用土

鉢やプランターの用土は、水はけのよいものが適しています。市販の球根用培養土のほか、赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え付けの深さ

球根の深さは3pほどが適当です。

置き場所

日当たりのよいところに置きます。

株間

6号鉢に5球程度とします。

日常の管理

乾燥した土地を好みますので水のやりすぎには注意します。もっとも、比較的丈夫な球根植物ですので、それほど神経質になる必要はありません。

冬の管理

耐寒性があまり強くありませんので、温暖地では、冬は霜の当たらない軒下や玄関先などに移します。温暖地以外は、室内に取り込みます。

特に寒さの厳しいときは、温暖地の場合でも軒下では寒さで傷むことがありますので、そうした日の夜は室内に入れた方が安全です。

オーニソガラム・ダビウムの花

休眠期の管理

梅雨から夏の高温多湿で腐ってしまうことがありますので、葉が枯れ始めたら、水やりを中止し、雨の当たらない日陰で鉢に植えたまま秋まで保管します。

肥料

葉が出てから緩効性の固形肥料を置肥します。後は、花後に追肥をします。

病気・害虫

目立った被害を与える病害虫はありませんが、梅雨時に雨が当たるところに置いておくと、高温多湿のために球根が腐ってしまうことがあります。

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