オキシペタラム |
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【オキシペタラムについて】 |
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オキシペタラムは、ブラジルからウルグアイが原産のカガイモ科の多年草で、この呼び名は、旧の属名から来ています。半つる性ですが、通常の栽培ではつるはさほど伸びません。本来は多年草ですが、春まき一年草として扱われることもあります。 なお、オキシペタラム(Oxypetalum)は、ギリシャ語の oxy(鋭い、とがった)+ petalum(花弁、花びら)が語源ですので、花の形状から命名されたものと考えられます。 水色と言う表現がぴったりの涼しげな色合いですので、別名のブルースターという呼び方がこの花にはあっているような気がします。なお、ブルースターは、品種名としても使われています。 苗を購入して育てるのが一般的ですが、タネが販売されていますのでタネから育てることができます。 葉や茎を傷つけると乳汁が出ますが、人によってはかぶれることがありますので、摘芯などの作業をするときは手袋をした方が安全です。生花にするときも、この乳汁が水揚げを悪くしますので、流水で切り口をよく洗ってから生けるようにします。 【栽培メモ】 比較的耐寒性があり、庭植えの株は、少しぐらいの霜では枯れることはありませんでした。また、農ポリでトンネルをしておいたら楽に冬を越しました。鉢植えの株も、霜の当たらない軒下に置いてあったところ大丈夫でした。 春にタネを播いて育てた場合、苗の成育がかなりゆっくりですので、その年には期待したほどは咲いてくれませんでした。 冬を越して2年目以降になると枝数も増えて、よく咲いてくれました。上の写真はタネから育てたものですが、この株は3年目になります。もっとも、3年を過ぎると株の元気がなくなってきました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【オキシペタラムの概要】 |
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草丈 40cm〜1mほどになります。葉や茎に白い毛があります。 花 花径3pほどの5弁の星形の花で、淡紫から淡青に変化します。ユニークな色合いで人気があります。赤い花の咲く品種も流通するようになってきました。 耐寒性・耐暑性
暑さには強いですが、耐寒性もそこそこあります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Tweedia・・・・・スコットランドからアルゼンチンに移住して活動した植物学者 John Tweedie への献名 caerulea・・・・・「青色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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種苗会社のカタログでは、単にオキシペタラムとして載っています。園芸店ではブルースターという名前で売られていることが多いようです。最近、赤い花が咲く'ローズスター'という品種を見かけるようになりました。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ あまり分枝しませんので、摘芯をして枝数を増やすようにします。 タネまき タネから育てる場合、発芽適温が20度ですので4月下旬から5月上旬にタネを播きます。直根性で移植を嫌いますので、ポリポットに播いて覆土は5mmほどにします。 2粒以上播いたときは、発芽後、成育のよい苗を1本残して他は間引きします。苗の成育がゆっくりですので、育苗期間が長くなります。 植え付け タネを播いて育てたときは、鉢底に根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。植えつけの際、摘芯をしておくと枝数が増えて花がたくさん咲くようになります。 鉢やプランターで育てる場合は、初夏が近くなると、園芸店やホームセンターなどで苗が販売されますので、これを買って植えつけると簡単に育てることができます。 花壇に植えつけるときは、酸性土壌を嫌いますので植え付け前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。 植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。植え付けた後は、根付くまで庭土が乾いてきたら水やりします。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 株間 20pほどにします。標準のプランターの場合は、3株を目安に植えつけます。 植え場所・置き場所 日当たりと水はけのよいところに植えつけます。 鉢やプランターの場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 鉢植えの場合は、表面が乾いてから水やりをするようにして、過湿にならないよう注意します。長雨の予想されるときは、雨のかからないところに移した方が安全です。 オキシペタラムは、あまり分枝しませんので、植えつけた後も、早めに摘芯をして枝数を増やすようにします。 草丈が伸びてくると倒れやすくなりますので、支柱が必要になります。 花ガラをそのままにしておくと、株が弱りますので早めに取り除きます。 冬の管理 花壇に植えている場合は、冬が近くなったら切り戻しをします。強い霜に当たると傷みますので、不織布でトンネルするなどして霜除けします。 鉢やプランターで育てている場合も同様に切り戻しをして、霜の当たらない軒下などに移します。水やりは少なくします。 ふやし方 6〜7月ごろに挿し木をすることができます。また、タネを採っておいて翌春に播きます。 肥料 花壇に植える際は、元肥として化成肥料を1u当たり50gほど施します。鉢やプランターに植える場合は、元肥のほか4月から10月までの間、定期的に緩効性の固形肥料を置肥するか、液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 アブラムシが付きやすいので、見つけたら防除しておきます。 |
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