オウバイ

オウバイの花
写真 オウバイ
撮影時期 2013.2.6
栽培状況 鉢植え

科名・属名

モクセイ科
ソケイ属

園芸分類

落葉低木

別名

迎春花(中国名)

原産地

中国

用途

庭植え、鉢植え

花期

3月

【オウバイについて】

オウバイ(黄梅)は、中国原産のモクセイ科ソケイ属の落葉低木です。春早く黄色の花が咲くので、梅になぞらえて黄梅と呼ばれています。ソケイ(ジャスミナム)属ですが、残念ながら花に香りはほとんどありません。

公園などでは、半常緑でオウバイよりも花の大きなウンナンオウバイ(オウバイモドキ)が多く植栽されてるようですが、ウンナンオウバイと比較するとオウバイは葉や花が小さく、また、コンパクトな株立ちになります。

なお、オウバイは盆栽や鉢物としても栽培されています。園芸店やホームセンターでは、春先に盆栽風に仕立てられたものをよく見かけます。

【栽培メモ】

鉢植えから管理の楽な庭植えにして育てています。枝の伸びが比較的ゆっくりで、それほどスペースを必要としません。

【オウバイの概要】

オウバイの花

樹高

樹高は1mほどになります。

花径2pほどの黄花を咲かせます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

東北南部以南で栽培可能です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Jasminum nudiflorum

学名の説明

Jasminum・・・・・アラビア語のマツリカ(ysmyn)をラテン語化したもの

nudiflorum・・・・・nudi(裸の)+florum(花)が語源です。
※ 花が無毛であることにちなんでいます。

【主な種類と品種】

オウバイの仲間です。

ウンナンオウバイ
J. mesnyi

オウバイモドキとも呼ばれます。オウバイに似ていますが、常緑でオウバイよりはるかに大きくなります。花はオウバイと同じ黄色ですが、八重咲きのように見えます。

キソケイ
J. humile var. revolutum

ヒマラヤ原産の常緑中低木です。5〜6月に黄色の花を咲かせます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 通常の剪定は、花後すぐに行います。

植え付け

庭植えはもちろん、木がそれほど大きくなりませんので鉢植えでも栽培できます。植えつけの時期は、春は3月、秋は10月ごろです。園芸店やホームセンターなどでは、盆栽風に仕立てられた株が売られています。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

オウバイの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢で育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、できれば夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

剪定

強健で生育がよく、放任すると樹形が乱れますので、剪定作業は欠かせません。夏には花芽ができてきますので、通常の剪定は、花後すぐに行います。冬に強剪定をすると、せっかくできた花芽を切り取ることになります。

花後の剪定は、伸びすぎた枝を切り詰めたり、逆枝、立ち枝、下がり枝、平行枝などを切り取って樹形を整えます。

12月〜2月の剪定は、伸びすぎて、特に目障りな枝を切り詰める程度に補助的に行います。

ふやし方

挿し木が可能です。

肥料

庭植えの場合は、花後と10月頃に油カスと骨粉を等量に混ぜたものを施します。幼木期を過ぎると肥料は控えめにします。多肥にすると、徒長枝が出やすくなってしまいます。

鉢植えの場合は、花後と10月頃に固形の有機質肥料を置肥します。

病気・害虫

特にないようです。

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