エリカ |
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【エリカについて】 |
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エリカは、ツツジ科エリカ属の常緑低木で、ヨッロッパ原産種と南アフリカ原産種に大別されますが、流通している多くは南アフリカ原産の種類です。ヨーロッパ原産の種類は、カルネア(E. carnea)などで、耐寒性は強いですが高温多湿を嫌います。 また、南アフリカ原産の種類は半耐寒性でヨーロッパ原産の種類よりは耐暑性がありますが、それでも日本の夏の暑さは厳しいと言えます。 園芸店やホームセンターなどでよく見かけるエリカは、スズランエリカ(E. formosa)、ジャノメエリカ(E. canaliculata)、カナリーヒース(E. blandfordia)、淡雪エリカ(E. sparsa)、それに種間交配種のヒエマリス(E. × hiemalis)の‘クリスマスパレード’やオアテシシー(E. oatsii)の‘ウインターファイア’などです。 エリカの中ではジャノメエリカを除くと、他の多くのエリカは高温多湿に弱いので温暖地ではやや育てにくいと言えます。しかし、冬場に出回ることもあって、園芸店やホームセンターなどで見かけると1鉢欲しくなる魅力をもっています。 【栽培メモ】 残念ながら、ジャノメエリカを除いては、買った時と同じように翌年も花が咲くのは難しいですが、花もきれいなので一年物と思って花を楽しむことにしています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【エリカの概要】 |
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樹高 自生地では2mを超える種類もありますが、ジャノメエリカを除くと20cm〜1mほどになります。 花 小さな花を枝にこぼれそうなくらい一杯につける花木で、人気があります。 耐寒性・耐暑性
南アフリカ原産とヨーロッパ原産で異なります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Erica・・・・・ギリシャ語の erion(軟毛)が語源です。 canaliculata・・・・・「小管の」、「細管の」 formosa・・・・・「美しい」、「きれいな」 blandfordia・・・・・ブランドフォード侯爵の George Spencer-Churchill に因みます。 sparsa・・・・・「まばらの」、「疎の」 oatsii・・・・・(※ 未詳) melanthera・・・・・「黒い葯のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ やや酸性の土を好みます。 ※ エリカは、過湿に弱いですが、水切れにも弱いので注意します。 植え付け 一般には、12月になって園芸店やホームセンターなどに開花株が出てきますので、これを買って育てます。流通している多くが寒い時期に花を楽しむ種類ですので、鉢での栽培になります。開花株は、春まで待って植え替えます。 鉢植えの用土 ツツジ科ということかもしれませんが、やや酸性の土を好むので、鹿沼土とピートモスを7対3程度に混ぜ合わせた用土、あるいは、赤玉土、鹿沼土、ピートモスを2:2:1程度に混ぜ合わせた用土などを使います。 置き場所 夏場を除き、日当たりと風通しのよいところに置いて育てます。 また、過湿を嫌うので、長雨が続きそうなときは、雨の当たらないところに移します。 植え替え 植え替えは、毎年、若しくは2年に1回、4〜5月頃行います。園芸店やホームセンターで販売されている開花株は、総じて鉢が小さくて根詰まりしている場合が多いので、その場合は、根鉢を少しだけ崩して一回りもしくは二回り大きい鉢に植え替えます。 剪定 植え替えに併せて、花の終わった枝を三分の一から半分くらい切り戻して、全体の樹形を整えます。また、混み合った枝を切り取っておきます。 日常の管理 用土が乾き始めたら、水やりをします。エリカは、過湿に弱いですが、水切れにも弱いので注意します。 夏の管理 エリカは夏の暑さに弱いことから、鉢植えは半日陰〜明るい日陰に移します。 冬の管理 南アフリカ原産種は、寒さに弱いので冬の間は室内で育てます。 肥料 春と秋に液肥を月2回ほど与えます。多肥にすると花付きが悪くなります。 病気・害虫 アブラムシやカイガラムシがつくことがあります。 |
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