エキナセア |
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【エキナセアについて】 |
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エキナセアは、キク科ムラサキバレンギク属の宿根草で、もともとは北米の限られた地域に自生し、薬用植物として古くからアメリカ先住民達に珍重されてきたそうです。 美しい花が咲き、また、その形がユニークなので人気のある宿根草の一つで、見かける機会も多くなってきました。花色は、ブルー系のものはありませんが、白、クリーム、黄、ピンク、赤などの品種があります。 栽培が比較的簡単で、ドライフラワーにも利用できるため、欧米では一般家庭でも広く栽培されています。日本でも育てる方が増えていて、種苗会社のカタログを見ると、たくさんの品種が紹介されています。 いろいろな品種がありますが、気に入った花形や色合いの品種を選ぼうとするなら、種苗会社のカタログなどで入手することになります。以前は1株の単価が比較的高かったですか、これは株分けが難しいからで、育てるのが難しいわけではありません。今では、多少、単価も下がってきていて、以前よりは入手しやすくなっています。 なお、エキナセアと言う名前は属名からきていますが、 ラテン語でechinaceus は、「棘のある」あるいは「針のある」という意味です。花の上の部分がその形をしていますので、ここから来たのではないかと思われます。 【栽培メモ】 耐暑性、耐寒性があり、育てやすいですが、品種によっては耐暑性がそれほど強くないものもありますので、午後、日陰になる花壇に植えています。 タネも販売されていますので播いてみましたが、発芽はまずまずで、育苗も特に難しいことはありませんでした。下から2枚目がタネから育てて3年目の写真で、とても賑やかに咲いてくれました。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【エキナセアの概要】 |
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草丈 30〜1mほどになります。 花 花径10pほどの花を咲かせます。写真のように花の形が独特で、花の芯が盛り上がり、橙褐色に色づいて長く残ります。 花色が非常に豊富になり、赤、ビンク、黄色、白色の花があります。また、八重咲きの品種もたくさん出ています。 耐寒性・耐暑性
耐暑性、耐寒性があり、露地で越冬できます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 タネから育てる場合:比較的やさしい 苗から育てる場合 :やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Echinacea・・・・・ギリシャ語の echinos(とげ、針)が語源です。 purpurea・・・・・「紫の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 関東以西の温暖地の場合、夏の西日が長く当たるようなところは避けた方が賢明です。 タネまき エキナセアは、苗を購入して育てるのが一般的ですが、タネも販売されていますのでタネから育てることができます。播いた翌年から咲き出しますが、3年目にはとてもよく咲いてくれます。 温暖地では秋まきもできますが、通常は3下旬〜4月ごろに播きます。箱播きもできますが、ポリポットに直接播いてもかまいません。 覆土はタネが隠れる程度にします。発芽まで2〜3週間を要しますので、その間、用土が乾かないように注意します。 育苗箱に播いた場合は、発芽後、本葉が3〜4枚のころに3号(9p)のポリポットに植え替えて苗を育てます。 植え付け タネを播いて育てたときは、ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。秋まきの場合は、その年の冬はフレームや軒下で管理し、春になって定植します。 苗を購入して花壇に植えるときは、4〜5月ごろが適期です。温暖地では秋に植えても差し支えありません。 深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と緩効性の化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 日陰では生育が悪いので、日当たりと排水のよいところを選びます。丈夫で、土質を選びません。 ただし、栽培した経験では、午後は日陰になるようなところがよく、特に、関東以西の温暖地では夏の西日が長く当たるようなところは避けた方が賢明です。 鉢やプランターも日当たりのよいところに置いて育てますが、夏場は半日陰に移します。 株間 株が大きくなりますので、30〜40pほどの間隔をとります。 植え替え 花壇に植えた場合は植えっぱなしでかまいませんが、大株になって花付きが悪くなってきたようなときは、3〜4月に株分けして植え替えます。 鉢植えの場合は、毎年植え替えをしないと根詰まりする恐れがあります。鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。 日常の管理 丈夫で手がかかりませんが、花が終わったら花茎を切り取っておきます。 鉢やプランターに植えた場合は、過湿になると根腐れを起こしやすいので、やや乾燥ぎみに管理します。 冬の管理 冬が来たら地上部が枯れますので地際から切り取っておきます。 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。 鉢やプランターに植えている場合は、水やりを少なくしますが乾燥させすぎないようにします。 肥料 花壇に植える場合は、植え込み時に緩効性の化成肥料を入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。後は、花後と9〜10月ごろに追肥します。 鉢やプランターの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性の化成肥料を用土に混ぜて植え付けます。 後は、夏場を除き10月ごろまで月に1回程度緩効性の化成肥料を置き肥するか、液肥を月に2回程度与えます。 病気・害虫 水はけがわるかったり、過湿になると灰色カビ病や白絹病が発生することがあります。 |
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