イソトマ |
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【イソトマについて】 |
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イソトマは、オーストラリア原産のキキョウ科イソトマ属の春(秋)まき一年草で、古い属名のローレンティアとも呼ばれます。この属の中で、よく栽培されるのが アキシラリス(I. axillaris)で、通常、イソトマと言えば本種を指します。 本来は宿根草ですが、耐寒性がないので春まき一年草として扱われています。ただし、温暖地の場合は、秋まきにして、フレームなどで苗を育てると、春から初夏に見事な花が楽しめます。 イソトマの魅力は、一つの花は花径3pほどですが、5弁の星形の花が株いっぱいに賑やかに咲いてくれるところにあります。 なお、茎を切ったときに出てくる白い汁は、かぶれることがありますので、茎を切ったり折ったりする作業を行うときは念のため手袋を着用します。手などについたときは、直ぐに洗い流します。 【栽培メモ】 秋まきの方がよく咲いてくれました。ここに掲載している写真は、すべて秋まきで育てたものです。耐寒性はそれほど強くありませんので、冬は小さなビニールハウスで育て、春になってからプランターに植え付けています。 また、苗を秋に買ってプランターに植え、日の当たる軒下に置いて霜に当てないようにしたところ、特に傷むことはありませんでした。逆に、耐暑性はあまり強くないのか、開花した株は夏には枯れてしまいました。 春まきの場合、イソトマは初期の生育がゆっくりですので、生育途中で気温が高くなってくることもあって、よい結果は得られませんでした。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【イソトマの概要】 |
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草丈 20〜30pのコンパクトな株立ちになります。 花 空色で美しい星形のかわいい花が咲きます。半球状の株が花で覆われ、とても涼しげな感じがします。 最近は、ブルーの花が咲く品種のほか、ピンクの品種も出回るようになりました。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性ともあまり強くありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:やや難しい ※ 苗から育てる場合 :やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Isotoma・・・・・ギリシャ語の isos(等しい、同じ)+tome(分割)が語源です。 axillaris・・・・・「腋生の」 ※ 「腋生(えきせい)」とは、花や芽などが、葉のつけ根から生じることです。 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 温暖地の場合は、フレームなどの設備があれば秋まきがよい結果が得られます。 ※ 鉢植えの場合は、乾燥気味に育てます。 タネまき 一般的には春まきですが、耐暑性がやや弱いことから、温暖地の場合は秋まきが適しています。もっとも、微細種子で苗の生育がゆっくりですので、秋まきの場合、通常の栽培では年内に定植するところまで育てるのは少し難しいと言えます。 ですので、フレームなどの設備がなければ、温暖地の場合でも秋まきは避けて、春先に苗を購入した方が賢明かもしれません。 発芽適温は15〜18度程度ですので、春まきは3月下旬〜4月、秋まきは9月下旬〜10月上旬ごろに播きます。 育苗箱やピートバンなどに播き、好光性種子なので覆土はしないか、ごくわずかに覆土します。 発芽後、本葉が2〜3枚になったら、まずは2号(6p)のポリポットに植え替え、2号のポリポットに根が回ったら3号ポットに植え替えて苗を育てます。秋まきの場合は、この間に冬が来ますので、フレームやビニールハウスに入れて苗を育てます。 植え付け 秋まきの場合は、年内に定植するところまで育ちにくいですし、無理をして花壇に植えると寒さで傷みます。ですので、花壇に植える場合は、フレームやビニールハウスで苗を育て、春になり暖かくなってから植え付けます。 秋に播いた苗を年内に鉢やプランターに植え付けした場合も、暖かくなるまではフレームやビニールハウスに入れたまま育てます。 鉢やプランターで育てる場合は、春になったらポット苗が園芸店やホームセンターなどに出てきますので、これを買って植え付けると簡単です。温暖地で、秋に購入した苗を鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などで育てることができます。 鉢植えの用土 赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。市販の培養土でもよく育ちます。 株間 花壇に植える場合は、20pほどにします。 60pの標準的なプランターの場合、3株が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 用土の過湿が苦手なので、やや乾燥気味に育てます。 夏の管理 関東以西の温暖地では、花壇に植えた場合、花が咲き終わった株は夏に枯れてしまうことが多くなります。 鉢やプランターに植えた場合は、半日陰又は明るい日陰など西日の当たらない涼しいところに置けば夏越しがしやすくなります。 冬の管理 秋播きで育てた場合、暖かくなるまではフレームやビニールハウスに入れたまま育てます。 関東以西の温暖地であれば、秋に苗を購入できれば霜の当たらない軒下などで育てることができます。 もっとも、特に寒さの厳しいときは、室内に入れると安心です。水やりは控えめにし、肥料も必要ありません。 肥料 花壇に植える場合は、植え込み時に緩効性の化成肥料を入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を培養土に適量混ぜておきます。また、追肥として、液肥を月2回程度与えます。 病気・害虫 特にありません。 |
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