イソトマ Isotoma axillaris

イソトマの花
写真 ‘ブルースター’
撮影時期 2006.6.4
栽培状況 秋まき後、プランターに定植
科名・属名

キキョウ科
イソトマ属

園芸分類

春(秋)まき一年草、宿根草

別名

ローレンティア

原産地

オーストラリア

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜6月
(秋まきの場合)

【イソトマについて】

イソトマは、キキョウ科イソトマ属の春(秋)まき一年草で、星形の花の形と涼しげな色が好まれています。古い属名のローレンティアとも呼ばれます。

この属の中で、よく栽培されるのが I. axillaris で、通常、イソトマと言えば本種を指します。

本来は宿根草ですが、耐寒性がないので春まき一年草として扱われいています。ただし、暖地の場合は、秋まきにして、プランターなどに植え、冬は軒下などで管理すると、春には見事な花が楽しめます。

茎を切ったときに出てくる白い汁は、かぶれることがありますので、茎を切ったり折ったりする作業を行うときは念のため手袋を着用します。手などについたときは、直ぐに洗い流します。

栽培したところでは、秋まきの方がよく咲いてくれました。下の写真も秋まきです。耐寒性はそれほど強くありませんが、日の当たる軒下に置いて霜に当てないようにしたところ、特に傷むことはありませんでした。逆に、耐暑性はあまり強くないのか、夏には枯れてしまいました。

【花の特徴と性質】

イソトマの花

草丈

20〜30pです。

空色で美しい星形のかわいい花が咲きます。半球状のコンパクトな株が一面に青い花で覆われ、涼しげな感じがします。

最近はピンクの品種も出回るようになりました。

耐寒性・耐暑性

一般には一年草として扱われていますが、関東以西の暖地では、露地でも霜よけすれば冬を越すことができます。

耐暑性はあまり強くありません。

学名の説明

Isotoma・・・・・ギリシャ語の isos(等しい、同じ)+tome(分割)が語源です。
「等しい切片」という意味で、花弁が同じ大きさであることに由来します。

axillaris・・・・・「腋生の」 ※ 「腋生(えきせい)」とは、花や芽などが、葉のつけ根から生じることです。

【主な種類と品種】

ブルースター

草丈20〜30pで、花径3p前後のブルーの花です。

ホワイトスター

   〃      、花径3p前後の白花です。

アバンギャルド・ピンク

花径3p前後で、ピンクの花です。(写真:下の2枚)

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

一般的には春まきですが、暖地の場合は秋まきができます。発芽適温は15〜18度程度ですので、秋まきは9月下旬〜10月中旬ごろにまきます。

イソトマの花

育苗箱やピートバンなどにまき、好光性種子なので覆土はしないか、ごくわずかに覆土します。

植え付け

発芽後、本葉3〜4枚でポリポットや小鉢に植え替えます。その後、ポット根が回ってきたら花壇やプランターに定植します。

秋まきの場合は、そのまま花壇に植えると寒さで傷みますので、鉢やプランターに植え付けます。

鉢植えの用土

赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、パーライトを6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。市販の培養土でもよく育ちます。

株間

庭植の場合は、20pほどにします。

植え場所・置き場所

日当たりと風通しのよいところが適しています。

日常の管理

用土の過湿が苦手なので、やや乾燥気味に育てます。

株が徒長気味になった場合は、摘芯をして枝数を増やしてやると草姿がよくなり、花もよく咲きます。

冬の管理

秋まきで、年内にプランターなどに定植した場合は、霜の当たらない軒下などで育てます。

水やりは控えめにし、肥料も必要ありません。

イソトマの花

肥料

花壇に植える場合は、植え込み時に緩効性の化成肥料を入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を培養土に適量混ぜておきます。また、追肥として、液肥を月2回程度与えます。

病気・害虫

特にありません。

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