ウメ |
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【ウメについて】 |
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ウメ(梅)は、中国原産のバラ科サクラ属の落葉小高木で、原産地は湖北省あるいは四川省ではないかと言われています。日本には、唐の時代に遣唐使によってもたらされたとする説が一般的です。昔から日本人に愛されてきた花木で、早いものは1月下旬に花をつけ、早春の花木の代表格です。 万葉集に、ウメを詠んだ歌は119首あると言われていますが、その中でも、山上憶良が詠んだ次の歌は好きな歌のひとつです。蛇足ながら「春されば」は、「春が去れば」ではなく「春になったら」という意味です。 春されば まづ咲くやどの 梅の花 独り見つつや 春日暮らさむ ところで、ウメの品種は300種以上あると言われており、一般的には「野梅系」、「緋梅系」、「豊後系」、「杏系」の4つに区分されています。 寒い冬の日に、梅が咲いているのを見つけると、春が確実にやってきているという実感がしてきます。ウメは、もっぱら花を楽しむ花梅もよいし、花を楽しんだ後、青梅を収穫して、梅干しにする実梅もまたよいものです。 【栽培メモ】 1本の木で花も実も楽しむため、「花香実」という品種を植えていました。やはり剪定が大事な作業で、こればかりは毎年欠かすことができませんでした。毎年、よく咲いていましたが、庭が狭く、切らざるをえ得なくなったことが今でも残念です。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ウメの概要】 |
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樹高 落葉小高木で、5〜6メートルになるものもあります。 花 白、淡桃、桃、赤、濃赤などの色があり、一重と八重があります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強く、東北以南で栽培可能です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Prunus・・・・・・スモモのラテン古名に由来します mume・・・・・日本語のウメから |
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【主な種類と品種】 |
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ウメは、多くの場合、野梅系、緋梅系、豊後系、杏系に分けられることが多いようです。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 枝がよく伸びて樹形が乱れますので、毎年、剪定します。 植え場所 ウメは、日当たりのよい場所を好むので、こうしたところに植えつけます。 日当たりの悪い場所や湿り気のある場所は避けるようにします。 植え付け 植えつけは11月〜翌年2月頃におこないますが、若い苗木は12月中に植えつけた方が安全です。 苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 植え付け後はたっぷりと水やりし、風でぐらつかないように支柱を立てておきます。 剪定 ウメの管理で大事な作業は、剪定です。ウメは、短い枝ほど花芽を多くつくる性質がありますが、剪定をしないと徒長枝が伸び放題になって花つきが悪くなります。 時期は、12月中旬〜1月ごろに行います。長く伸びた枝は、数芽ないし10芽ほど残して切り取り、基部に花芽のできる短枝をつくるようにします。 こうして剪定をしていくと、だんだんと枝の下にある短枝が枯れていきますので、5〜6年したら強剪定をして、低い位置で切り戻しをします。 肥料 1月に寒肥を、そして、花後にお礼肥えとして、油カスと骨粉を等量に混ぜたものを施します。 幼木期を過ぎると肥料は控えめにします。 多肥にすると、徒長枝が出やすくなってしまいます。 病気・害虫 病害虫は、アブラムシ、カイガラムシ等が付きますので、スミチオンなどを散布します。 実を収穫する場合は、クロホシ病を予防するためダイセンなどを散布しておくと、きれいな実を収穫することができます。 |
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