イフェイオン |
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【イフェイオンについて】 |
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イフェイオンはハナニラ属のことで、南米のアルゼンチン及びウルグアイなどに10種ほどが分布しています。よく栽培されているのがここで取り下ているユニフロルム種で、イフェイオンといえば、通常は、本種を指します。別名をハナニラと言いますが、ニラ(Allium tuberosum)はネギ属ですので別属になります。 きれいな星形の花に特徴があります。また、大変丈夫で育てやすく、球根もよく増えます。 なお、黄色の花が咲くセロフィアナムは、今は、ノトスコルダム属にされていますので、別に取り上げています。また、白い花の咲くパルビフローラもトリスタグマ属(Tristagma recurvifolium)とされています。 【栽培メモ】 たいへん丈夫で、植えっぱなしで手間がかからず、年々よく咲いてくれます。そのうえ、繁殖力が強く、鉢植えからこぼれた球根が思わぬところに芽を出しています。もっとも、増えすぎて困るというほどのことはありません。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【イフェイオンの概要】 |
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草丈 草丈は、5〜10p程度ですので、花壇の縁取りなどに使われますが、勿論、鉢植えでも楽しめます。 花 花の大きさは、2〜4p程度で、6枚の花弁が星形に開きます。 早春から咲きはじめます。また、花期が長く、1ヶ月程度は楽しめます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強く、戸外で冬を越します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ipheion・・・・・ギリシャ語の名前に由来するとされています。(詳細は不明です。) uniflorum・・・・・「単花の」、「1花の」 |
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【主な種類と品種】 |
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ユニフロルムの原種(写真:上から2枚目)は、白花でわずかに淡いブルーが入りますが、園芸品種には次のような品種があります。なお、セロフィアナムは、別に載せています。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 ※ 花壇に植えっぱなしにできます。 植え付け 植え付けの適期は、9月〜10月ごろです。耐寒性がありますので庭植えは勿論、草丈が低いので鉢やプランターで栽培するのにも適しています。 花壇に植える場合は、植えつけ場所に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。 植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。 鉢植えの用土 鉢やプランターに植える場合は、市販の球根用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 花壇に植えるときは球根の頭に1〜2cm土が被る程度に、鉢やプランターに植えるときは球根の頭が隠れる程度にします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 株間 庭植えの場合は3〜5p程度、鉢植えは6号鉢で10球が目安です。 植え替え 庭植えの場合は、毎年掘り上げる必要はなく、数年は植えっぱなしでかまいません。植え替えるときは、9月中旬〜下旬ごろに掘り上げて、分球して植えつけます。 鉢やプランターに植えた場合は、小さい鉢は毎年、プランターは2年に1回を目安に、同じ時期に鉢から球根を取り出し、分球して植え替えます。 日常の管理 花壇に植えた場合は、手間がかかりません。鉢やプランターは、鉢土が乾いたら水やりをします。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えた場合は、水やりは少なくします。 休眠期の管理 鉢やプランターに植えた場合は、葉が枯れたら休眠期に入りますが、鉢土を乾燥させすぎないように時々水やりをします。 ふやし方 分球して増やすことができます。 肥料 花壇に植えた場合は、草勢が強いので、肥料はあまり必要としません。 鉢やプランターの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性肥料を与えますが、多肥にする必要はありません。 病気・害虫 病害虫はとくにありません。 |
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