アキギリ

アキギリの花
写真 二色咲きアキギリ
撮影時期 2023.10.12
栽培状況 鉢植え

科名

シソ科

属名

アキギリ属

学名

Salvia

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

本州、四国、九州

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

10月

【アキギリについて】

アキギリは、本州、四国、九州に分布するシソ科の宿根草です。単にアキギリと言えば北陸地方に分布する S. glabrescens を指しますが、そのほかにもキバナアキギリや二色咲きアキギリなども栽培されています。

なお、アキギリの名前は、秋に桐に似た花が咲くことに由来すると言われていますが、山野草としては、なかなか立派な名前を持っていると言えます。

【栽培メモ】

暑さにはあまり強くないようで夏には葉がなくなりましたが、涼しくなると葉が出てきて、花もよく咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アキギリの概要】

草丈

20〜40cmほどです。

基本種は紅紫ですが、黄色やピンク、それに複色花もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 比較的強い

耐寒性fは強く、耐暑性も比較的ありますが強い日差しを嫌います。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Salvia

学名の説明

Salvia・・・・・salvare(治癒する)に由来するセージ(sage)のラテン古名 salvia から。
※ この属の一部が薬用になることに由来します。

glabrescens・・・・・「ほとんど無毛になった」※ 茎や花序に腺毛がないことに由来します。

nipponica・・・・・「日本の」

【主な種類と品種】

アキギリ
S. glabrescens

北陸地方の山地の木陰に自生しています。草丈は40pほどで紅紫の花が咲きます。

キバナアキギリ
S. nipponica

本州、四国、九州の山地に生え、草丈は20〜40pほどです。名前のとおり黄色の花が秋に咲きます。

二色咲きアキギリ

白色の花弁で下唇に濃赤紫色が入る二色咲きの品種です

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 庭植えにするときは半日陰に植え付けます。

※ 鉢やプランターで育てる場合も、午後は日陰になるような場所に置きます。

植え付け

園芸店やホームセンターなどでは、春に苗が、また、秋に開花株が販売されていることが多いようです。

通常は、ポット苗が販売されていますので、購入したら早めに庭やプランターなどに植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

アキギリ花

植え場所・置き場所

強い日差しを嫌いますので、庭植えにするときは半日陰になるところに植え付けます。西日が当たるようなところは避けるようにします。

鉢やプランターで育てる場合も、午後は日陰になるような場所に置きますが、夏場は明るい日陰に移した方が無難です。

植え替え

鉢やプランターに植えた場合は、2年に1回は植え替えをします。

日常の管理

用土が乾きすぎるのを嫌いますので、鉢やプランターに植えた場合は、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりします。

冬の管理

冬は地上部が枯れこみますが、耐寒性がありますので霜よけ等は不要です。

ふやし方

株分けや挿し芽で増やすことができます。

肥料

庭植えの場合は、春と花後に与えるようにします。鉢やプランターで育てる場合は、生育期間中、定期的に効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはないようです。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。