アナキクルス

アナキクルスの花
写真 アナキクルス
撮影時期 2009.5.23
栽培状況 秋まき後、鉢植え

科名

キク科

属名

アナキクルス属

学名

Anacyclus pyrethrum

園芸分類

一年草、宿根草

別名

イワコマギク

原産地

北アフリカ、地中海地域

主な用途

鉢植え

花期

4〜6月

【アナキクルスについて】

アナキクルスは、北アフリカや地中海地域が原産のキク科アナキクルス属の宿根草です。ただし、耐暑性がやや弱く、暖地では開花後の夏を越すことが難しいので、一般的には、春まき二年草の扱いになります。寒冷地では宿根するようです。

写真のようにつぼみは紫紅色をしていますが、花弁の内側が白いので開花すると白花に見えます。匍匐性で横に広がりますので、丸いプランターなどで楽しむのに適しています。

温暖地では秋播きができますが、発芽後の生育がゆっくりですので育苗途中で冬が近づいてきます。ですので、フレームなどの設備がないと翌春に開花させるのは厳しいかもしれません。

一般的には春播きとし、夏場は苗を風通しのよい涼しいところに置いて夏を越させます。

【栽培メモ】

一般的な栽培法の春まきで育てたところ、夏の管理が十分でなかったせいもありますが、高温多湿でうまくいきませんでした。秋播きにした場合でも、春先に株が充実していないと花がよく咲きません。

2009年は、冬場、ビニールハウスの中で育苗しましたが、このときはまずまずの咲きぐあいになりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アナキクルスの概要】

草丈

ほふく性で、草丈は低く10cm程度です。葉は細かな切れ込みがあり柔らかい毛があります。

花茎は3p程度で、デージーに似た花です。表が白色、裏は紫紅色の一重の花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐寒性は強いですが、高温多湿にやや弱いので、暖地では開花後の夏には枯れることが多くなります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱いの4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やや難しい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Anacyclus・・・・・ Ananthocyclus の短縮形でギリシャ語の an (・・・がなく、・・・なしに) anthos (花)+ kuklos (輪)が語源です。
※ 外側の輪になった部分は花ではないという意味かと思われます。

pyrethrum・・・・・ ギリシャ語の pyr(炎)+ athroos(多い)が語源です。

【主な種類と品種】

ガーデンノーム

3cmの花が枝の先にたくさんつきます。蕾は鮮やかな紫紅色で、開くと白花です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢やプランターで育てる場合は、水はけのよい用土を使います。

タネまき

タネから育てる場合は、発芽適温が15〜20度ですので、通常は、4月頃がタネ播きの適期です。秋に播いて翌春に開花させようとする場合のみ、9月下旬〜10上旬に播きます。播く時期が遅くなると春に開花させるのが難しくなります。

育苗箱やピートバンにタネが重ならないようにまき、覆土は2mm程度とします。発芽後の生育がゆっくりですので、本葉が2〜3枚のころ、2.5号(7.5p)のポリポットに植え替えて苗を育てます。

水はけのよい用土を使い、過湿にならないように注意して苗を育てます。

植え付け

秋播きの場合は翌春に、春播きの場合は、涼しいところで苗を育て9月〜10月頃に花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、腐葉土(バーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

春に花の咲いた株が売られていますので、これを買って鉢やプランターに植えつけると簡単に楽しめます。

アナキクルスの花

鉢植えの用土

水はけのよいものを使います。赤玉土、腐葉土若しくはバーク堆肥、パーライト(川砂)を6:3:1程度に混ぜた用土などが一例です。

株間

花壇に植えるときは25〜30pほどにします。プランターに植えるときは、横に広がりますので丸型のものが適しています。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

多湿に弱いので、鉢やプランターで栽培している場合、長雨になりそうなときは雨の当たらないところに移します。

夏の管理

春に播いて育苗中の苗は、半日陰の涼しいところに置いて夏を越すようにします。

冬の管理

耐寒性があり、花芽分化に低温を要する草花ですが、厳冬期のみは不織布をかけるなどして株の充実を図ると、春によく咲いてくれます。

鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに置いて育てます。

肥料

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、腐葉土(バーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与え、後は、液肥を定期的に施します。

病気・害虫

特に大きい被害を与えるものはありませんが、アブラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。