アンミ・ビスナガ

アンミ・ビスナガの花
写真 アンミ・ビスナガ
撮影時期 2014.6.30
栽培状況 こぼれダネから開花

科名

セリ科

属名

ドクセリモドキ属

学名

Ammi visnaga

園芸分類

秋まき一年草

別名

イトバドクゼリモドキ

原産地

ヨーロッパ、アジア、北アフリカ

主な用途

庭植え

花期

5〜6月

【アンミ・ビスナガについて】

ホワイトレースフラワーと言えば、一般的にはセリ科ドクセリモドキ属のアンミ・マユス (Ammi majus) を指しますが、同じドクセリモドキ属のアンミ・ビスナガもホワイトレースフラワーと呼ばれることがあります。

というのも、アンミ・ビスナガもアンミ・マユスによく似た花が咲きますので、花を見ただけでは見分けがつかないこともその一因です。

アンミ・ビスナガの原産はヨーロッパ、アジア、北アフリカで、イトバドクゼリモドキとも呼ばれるように繊細な葉を持っています。ですので、葉を見れば見分けが付きます。

【栽培メモ】

大変丈夫で、毎年こぼれダネからよく育って、きれいな花が咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【アンミ・ビスナガの概要】

草丈

100〜150pほどになります。

小さな花が40個程度程集まって、直径2pほどになり(小散形花序といいます。)、それが更に40個程傘状に集まって(複散形花序といいます。)直径15センチ程のレース状の花になります。

アンミ・ビスナガの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 弱い

本来は宿根草のようですが、耐暑性が弱いので一年草として扱われます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Ammi・・・・・この植物の古ラテン名に由来します。

visnaga・・・・・ bisnaga の異なるつづりで、玉サボテンに由来しています。

【主な種類と品種】

和名をイトバドクセリモドキというように葉が繊細で、大きな花房に特徴があります。こぼれダネでよく花が咲きます。'グリーンミスト'という品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ タネから育てる場合は、直まきにするか、ポリポットに直接播きます。

タネまき

9月下旬〜10月中旬ごろがタネまきの適期です。寒地では春まきが一般的です。直根性のため移植を嫌いますので、直まきにするか、ポットや小鉢に直接播きます。覆土は2mmほどにします。

直まきの場合は、30〜40cmほどの間隔で2〜3粒播いて、発芽後、しっかりした苗を残して間引きします。ポットに播いた場合も、発芽後1本に間引きます。

植え付け

ポットに播いた場合は、根がポットの底に回ってきたら花壇に定植します。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。

植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

アンミ・ビスナガの花

株間

株が大きくなりますので、30〜40pと広く取ります。

植え場所

日当たりを水はけのよい場所を好みます。

日常の管理

暖かくなってくると草丈が高くなってきますので、支柱を立てて倒伏を防ぎます。終わった花は早めに摘み取るようにすると次々に花を咲かせます。

冬の管理

比較的耐寒性があり、温暖地ではこぼれダネから育つくらいですので、霜除けは必要ありません。

肥料

元肥に緩効性の化成肥料を庭土に混ぜて植え付けますが、多肥にすると倒伏しやすくなりますので控えめにします。

病気・害虫

それほど被害を与えるものはありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。