アカシア |
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【アカシアについて】 |
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アカシアは、ほとんどがオーストラリアに分布しているマメ科アカシア属の常緑中高木又は低木です。ところで、アカシアのことをミモザ呼ぶことがありますが、ミモザというのはオジギソウ属のことです。ですので、本来、アカシアのことをミモザと呼ぶのは誤用ですが、今ではアカシア=ミモザのようになっています。 また、アカシアといえば西田佐知子さんが歌った「アカシアの雨がやむとき」を思い出しますが、あの歌に出てくるアカシアは、ニセアカシア (Robinia pseudoacacia)であると言われています。 アカシアには、大きくなるものから矮性のものまでいろいろな種類がありますので、種類を選べば鉢植えでも育てられないことはありません。 アカシア属の中で最もよく栽培されているのは、ギンヨウアカシアですが、フサアカシア、サンカクバアカシア、スペクタビリス、パールアカシア、それに矮性の‘モニカ’などもよく見かけます。 【栽培メモ】 スペクタビリスという種類を2007年の秋に植えたところ、生育が非常に早く3年目には樹高3mほどになり、美しい花が咲きました。その後、強風で倒れてしまったのが残念です。 |
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【アカシアの概要】 |
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樹高 大きく成長し、高さ4〜6mほどになります。ただし、最近は小型の品種も出回っています。 花 早春に鮮やかな黄色の花が球状になって咲きます。写真のように、満開時は木が黄色くなるほど花に埋もれます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性がやや弱く、関東以西の温暖地でないと庭植えは厳しいかと思われます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Acacia spp. 学名の説明 Acacia・・・・・エジプト産の本属の1種のギリシャ名 akazo(鋭い)に由来します。異説では、ギリシャ語の akantha(刺)が語源とされています。 spectabilis・・・・・「壮観な」、「華々しい」 mearnsii・・・・・アメリカの植物学者 Edgar Mearns への献名 cultriformis・・・・・「ナイフのような形の」 dealbata・・・・・「白くなった」 podalyriifolia・・・・・「ポダリリア属のような葉を持つ」 drummondii・・・・・スコットランドの博物学者 Thomas Drummond への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 若木のうちは、しっかりした支柱が必要です。 ※ 剪定は花後におこないます。
植え付け 通常、春に園芸店やホームセンターなどで苗木が販売されていますので、これを買って植え付けます。 アカシアの中には高木から中低木までありますので、庭に植える場合は、スペースを考慮して樹種を選ぶ必要があります。矮性種を選べば、鉢植えで育てることができます。 庭に植える場合は、根鉢の2〜3倍、ポット苗の場合は3〜4倍程度の植え穴を掘って、腐葉土もしくはバーク堆肥を入れて植え付けます。 苗のうちは強風などで倒れやすいので、植え終わったら必ずしっかりした支柱をして、タップリと水やりをします。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所 日当たりと水はけのよいところに植えつけます。砂質壌土に適していますが、土質は、さほど選びません。 大きくなると移植が難しくなりますので、植えつけ場所はよく吟味しておく必要があります。 剪定 放任すると、どんどん高くなってしまうので、花が終わったら切り戻しをします。 アカシアは、夏ごろに花芽をつけ始めますので、遅くても7月中には終えるようにします。冬に枝を切ってしまうと、翌春には花が咲きませんので注意します。
ただし、若木の場合は、花よりも樹形を考えて、必要なら随時剪定をします。 肥料 庭植えの場合は、若木のとき以外は基本的に必要ありません。チッソ肥料が多いと枝が伸びすぎて風で倒れやすくなります。 鉢植えは、花後に緩効性の化成肥料を与えますが、量は控えめでかまいません。 病気・害虫 ワタフキカイガラムシが付くことがあります。 |
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