ギンヨウアカシア

の花
写真 ギンヨウアカシア
撮影時期 2004.3.11
撮影場所 高知市にて

科名・属名

マメ科
アカシア属

園芸分類

常緑高木

別名

ハナアカシア
ミモザアカシア

原産地

オーストラリア

用途

庭植え

花期

2〜3月

【ギンヨウアカシアについて】

ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)は、アカシアの中では、最も多く植栽されています。銀葉というように葉色が銀灰色で、株いっぱいに黄色い花が咲きます。

木が大きくなるので誰もが栽培できるというわけにはいきませんし、また、温暖地でないと栽培が難しいかもしれませんが、切り花ではおなじみの花です。

なお、ミモザというのは、本来、フサアカシア(Acacia dealbata)のことですが、ギンヨウアカシアをミモザアカシアという場合があります。

【栽培メモ】

以前に庭植えにしたところ、支柱が弱かったため、強い風で倒伏してしまいました。ギンヨウアカシアは成長が早いため、しっかりした支柱を準備すべきでした。

【ギンヨウアカシアの概略】

ギンヨウアカシアの花

樹高

大きく成長し、高さ5〜10mほどになります。

早春に鮮やかな黄色の花が球状になって咲きます。写真のように、満開時は木が黄色くなるほど花に埋もれます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐寒性がやや弱く、房総、伊豆以南の太平洋岸の温暖地が適地です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Acacia baileyana

学名の説明

Acacia・・・・・エジプト産の本属の1種のギリシャ名 akazo(鋭い)に由来します。異説では、ギリシャ語の akantha(刺)が語源とされています。

baileyana・・・・・オーストラリアの植物学者 Frederick Manson Bailey に因みます。

【主な種類と品種】

若葉が赤紫になる品種がありますが、まだ、あまり流通はしていません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 若木のうちは、しっかりした支柱が必要です。

※ 剪定は花後にします。

植え付け

通常、春に苗が販売されていますので、これを買って植えつけます。

根鉢の2倍、ポット苗の場合は3〜4倍程度の植え穴を掘って、腐葉土もしくはバーク堆肥などの堆肥を入れて植えつけます。

苗のうちは風や雪で倒れやすいので、植え終わったら支柱をし、タップリと水やりをします。

ギンヨウアカシアの花

植え場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。砂質壌土に適していますが、土質は、さほど選びません。

大きくなると移植が難しくなりますので、植えつけ場所はよく吟味しておく必要があります。

剪定

放任すると、どんどん高くなってしまうので、花が終わったら切り戻しをします。

アカシアは、夏ごろに花芽をつけ始めますので、遅くても7月中には終えるようにします。冬に枝を切ってしまうと、翌春には花が咲きませんので注意します。

ただし、若木の場合は、花よりも樹形を考えて、必要なら随時剪定をします。

肥料

肥料は控えめにします。チッソ肥料が多いと伸びすぎて風で倒れやすくなります。

病気・害虫

モンキチョウが葉や花芽を食べてしまうことがあります。

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