オジギソウ

オジギソウの花
写真 オジギソウ
撮影時期 2020.8.14
栽培状況 春播き後、庭植え

科名・属名

マメ科
オジギソウ属

園芸分類

春まき一年草

別名

ネムリグサ
ミモザ

原産地

熱帯アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜9月

【オジギソウについて】

オジギソウは、南アメリカ原産のマメ科オジギソウ属の春まき一年草ですが、原産地では宿根草となります。日本には、天保年間に伝えられたと言われています。

葉に触れると、たちまち葉をたたんでしまう様は何とも不思議ですが、これは、葉柄の付け根にある葉枕(葉柄の基部にある肥厚した部分)の細胞の膨圧変化によるものと言われています。

【栽培メモ】

タネを播いて育ててみましたが、発芽もよく育苗は簡単でした。8月になってピンクの花が目立つ頃になると、茎が平伏して他の草花の上まで長く伸びてきまたので、支柱をしました。

【オジギソウの概要】

オジギソウ

草丈

30〜40pほどで、茎が伸びてくると平伏してきます。茎には棘があります。

夏になると、花径2pほどのピンクの丸いブラシ状の花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強く、夏でもよく育ち、花を咲かせます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Mimosa pudica

学名の説明

Mimosa・・・・・ギリシャ語の mimos(人まね、狂言師)が語源です。

pudica・・・・・「内気な」

【主な種類と品種】

オジギソウ属は約480種ほどありますが、園芸として栽培されているのは本種のみのようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ ポリポットに直接播くと失敗が少ないです。

タネまき

発芽適温が高いので、4月下旬〜5月頃に播きます。直根性で移植を嫌うので、直まきにするかポリポットに2〜3粒ほど播きます。

覆土は5〜7mm程度にします。発芽までに日数がかかりますので、乾かさないように管理します。

発芽後、徐々に間引いて丈夫な苗を1本残すようにします。

植え付け

ポットに播いた場合は、根が底に回ってきたら花壇やプランターなどに植え付けます。

園芸店に苗が売られていますので、鉢やプランターに植える場合は、これを買って育てると簡単に楽しめます。

オジギソウ

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20〜25pほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。土質は選ばず、多少のやせ地でも育ちます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

おもしろいからといって、あまり葉に触れすぎると生育が衰えるので、生育期間中は、むやみに触らないようにします。

また、棘が出てきますので、注意します。

ふやし方

次の年も育てたいときは、花後にタネを採っておきます。

肥料

花壇に植える場合は無肥料でもよく育ちます。鉢やプランターに植える場合は、元肥として植え付け時に緩効性の化成肥料を施しますが、後は、肥料をあまり与えなくてもよく育ちます。

多肥にすると、葉が茂りすぎて花つきが悪くなります。

病気・害虫

特にありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。