モクレン Magnolia

モクレンの花
写真 サラサモクレン
撮影時期 2006.3.11
栽培状況 庭植え
科名・属名

モクレン科
モクレン属

園芸分類

落葉大低木

別名

マグノリア

原産地

日本、中国、北アメリカ

用途

庭植え

花期

3〜4月

【モクレンについて】

モクレンは、花が満開になると本当に素晴らしいものです。ただし、花は風雨に弱く、また、花が咲くころには、よく風が吹いたり、雨が降ったりで、本当に美しい状態の花を観賞できるのは、数日と言うところでしょうか。

写真の木は、樹高がは6〜7mぐらいで、ずいぶん前にサカタのタネ(当時は坂田種苗と言っていました)で注文したマグノリア・ソーランゲアナ(サラサモクレン)だったと記憶しています。満開の状態でもう少し長く見たいと思うのですが、この点が残念です。でも、毎年咲いてくれるので、花時が楽しみです。

栽培したところでは、根付いてしまえば、手間もかかりません。写真のように、素晴らしく咲いた翌年は、花数がすこし減ってしまいます。あまり肥料をやってないせいかもしれません。

【花の特徴と性質】

モクレンの花

樹高

高さ5〜10mになります。丈夫な木で、大きく育ちますので、かなりのスペースを必要とします。

花は、若木のうちは花つきがあまりよくなかったと記憶していますが、年々花つきがよくなっていきます。

花色は、白、淡桃色などですが、最近紅色や黄色のモクレンがカタログによく出ています。

耐寒性・耐暑性

耐暑性、耐寒性とも強く、全国で栽培可能です。

学名の説明

Magnolia・・・・・フランスの植物学者 Pierre Magnol への献名

liliflora・・・・・「ユリのような花の」

denudata・・・・・「裸の」

soulangeana・・・・・19世紀のフランスの王立園芸研究所長の Etienne Soulange-Bodin への献名

acuminata・・・・・「鋭先の」、「鋭先形の」

campbellii・・・・・ヒマラヤを探検した植物学者 Archibald Campbell への献名

【主な種類と品種】

シモクレン
M.liliflora

中国原産で、紫モクレンと書きますが、名前のとおり濃い紫の花が咲きます。単にモクレンというと本種を指すことが多く、早春に咲き出します。

ハクモクレン
M. denudata

中国原産のモクレンで、早春に開花するおなじみの花です。

サラサモクレン
M. × soulangeana

モクレンとハクモクレンの雑種で、美しい品種がたくさんつくられ、モクレンの中ではよく植えられています。‘アレキサンドリア'、‘バルカン'、‘クレオパトラ'などの園芸品種があります。

黄モクレン
M. acuminata

北アメリカ東部原産のモクレンで、最大の特徴は花色が黄色です。この品種を基に黄花のモクレンの品種改良が続けられていて、‘バタフライ'、‘イエローバード'、‘エリザベス'など品種があります。

マグノリア・キャンベリー
M. campbellii

ヒマラヤ原産のモクレンで、ハクモクレンによく似て大きな樹形になります。花色は、ピンクです。‘サヨナラ'などの園芸品種があります。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

木が大きくなりますので庭植えにしますが、枝がよく広がりますのでかなりの空間が必要になります。植え付けは、暖地では、10〜11月若しくは2月頃に植えつけます。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

モクレンの花

植え場所

日当たりのよい場所を選びます。

剪定

モクレンは、自然と樹形をつくっていきますので、あまり手を入れる必要はありません。

剪定をするなら、伸びすぎた枝や込み合った枝を切り詰めます木が、大きくなってくると高所の剪定は困難になってきます。

肥料

1月ごろに寒肥として、有機質肥料を施します。花がよく咲いたときは、5月にも追肥します。

病気・害虫

病害虫としては、ツノロウムシが付いたことがありました。なにぶん高い木なので上の方は駆除もできず、そのままにしていましたが、天敵がいたのか、いつの間にか消えてしまいました。

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