ムギワラギク Helichrysum bracteatum

ムギワラギクの花
写真 ムギワラギク 'ブライトビキニ'
撮影時期 2010.4.29
栽培状況 秋播き後、庭植え
科名・属名

キク科
ムギワラギク属
(ヘリクリサム属)

園芸分類

秋(春)播き一年草

別名

帝王貝細工

原産地

オーストラリア

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ムギワラギクについて】

ムギワラギクは、オーストラリア原産のキク科の秋播き一年草です。花が一斉に咲きますので、大変見栄えのする草花で、丈夫でつくりやすい点も魅力です。ムギワラギク属(ヘリクリサム属)の花に特有のカサカサした花ですので、ドライフラワーとしてよく利用されます。

本来は宿根草ですが、暑さに弱いので一般には一年草として扱われています。高性種と矮性種があり、プランターや鉢に植えるときは矮性種が管理がしやすいですが、花壇で立体感を出したいときは高性種が向いています。

なお、ヘリクリサムの仲間のシルバーキャンドルカンザシヒメ(ヘリクリサム・カッシニアナム)は、それぞれのページをご覧ください。

栽培したところでは、ブライトビキニを播いたところ発芽率もよく、また、苗の生育もよいので大量の苗ができて、植えるところがなく困ってしまいました。

【花の特徴と性質】

ムギワラギクの花

草丈

矮性種は30〜40pほどですが、高性種は60〜90pになります。

花に手を触れるとカサカサしています。これはも、花弁の外側が花を包む総苞で、ケイ酸を含んでいて硬いためです。

花はキラキラとした金属光沢があり美しいものです。花径は3〜6pほどで、花色は、白、黄、オレンジ、紅色などです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は比較的強く、暖地では露地で越冬します。ただし、霜除けをした方が安心です。

学名の説明

Helichrysum・・・・・heli(太陽)+chrysos(黄金色の)が語源です。

bracteatum・・・・・「包葉のある」、「包のある」

【主な種類と品種】

ブライトビキニ

花壇用の品種で、草丈30p程度です。

チコミックス

草丈が15pほどの極矮性種です。

モンストローサ

草丈が80cmほどの高性種で、花径6pほどの大輪の花が咲きます。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

発芽適温は20度前後ですので、9月中旬〜10月中旬に播きます。寒冷地では春まきが一般的です。

育苗箱やピートバンにバラまきし、覆土は3mm程度とします。あまり過湿にしすぎるとタネが腐ることがあります。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットや小鉢に植え替えて育苗します。

ムギワラギクの花

植え付け

タネから育てたときは、本葉が7〜8枚になって、ポットの底に根が回ったらにら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

過湿を嫌いますので、花壇に植えるときは、高うねにするとよい結果が得られます。

鉢植えの用土

赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜた用土などを使います。

株間

20〜30pほどにします。あまり密植しすぎると通風が悪くなって立ち枯れ病が発生することがあります。

プランターに植える場合は標準のプランターに3〜4株ほど植えます。鉢植えは、5号鉢に1本植えます。

植え場所・置き場所

日当たりがよく、排水のよいところを選びます。プランターなどで栽培するときも、日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

プランターなどで栽培する際は、乾燥気味に育てることが大切です。矮性種の場合は必要ないですが、草丈が高くなる品種は、摘芯をしておくと草丈が低くなり花付きも多くなります。

ムギワラギクの花

冬の管理

関東以西の暖地では、特に霜除けをしなくてもよいですが、その他の地域は霜除けをした方が安心です。

肥料

植えつけの際、1u当たり50gほどの化成肥料を施します。

チッソ肥料が多くなると花つきが悪くなりますので、チッソ分の少ない肥料を与えます。

病気・害虫

ほとんどありません。たまにアブラムシがつくことがあります。

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