アンモビウム

アンモビウムの花
写真 アンモビウム
撮影時期 2008.5.3
栽培状況 秋まき後、庭植え

科名・属名

キク科
カイザイク属

園芸分類

秋まき一年草

別名

アンモビューム
カイザイク

原産地

オーストラリア

用途

庭植え

花期

4〜5月

【アンモビウムについて】

アンモビウムは、オーストラリア原産のキク科カイザイク属の秋まき一年草です。花はごく小さく、また、それほど密にも咲きませんので主役になる花ではありませんが、ドライフラワーとして切り花によく利用されます。

花弁のように見える白い部分は、花ではなく総苞(花序の基部に多数の包が密集したもの)です。中心の黄色い部分が花になります。

余談ですが、アンモビウムはカイザイクとも呼ばれますが、帝王貝細工はムギワラギク属で、別属になります。

【栽培メモ】

発芽後、苗がすぐ大きくなりますので育苗はとても簡単でした。また、霜除けをしなくても冬を越すことができますので、手間もかかりませんでした。

【アンモビウムの概要】

アンモビウムの花

草丈

草丈は50〜60pほどになります。

花は地味ですが、乾燥に強くドライフラワーとして利用されます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 弱い

耐寒性がありますが、耐暑性がないので夏には枯れてしまいます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Ammobium alatum

学名の説明

Ammobium・・・・・ギリシャ語の ammos(砂)+ bios(生命)が語源で、「砂地に生える」という意味を持ちます。

alatum・・・・・「翼のある」、「翼状部のある」

【主な種類と品種】

1属1種で、白花以外にはないようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ タネはポットに直接播きます。

タネまき

9月下旬〜10月中旬が適期で、直まきかポットに直接まきます。覆土は、タネが隠れる程度にします。

直播きもポット播きも、発芽後、徐々に間引いて1本立てにします。

植え付け

ポットに播いた場合は、本葉が6〜7枚になってポリポットの底に根が回ったら花壇やプランターに定植します。

花壇に植える場合は、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100グラムほど撒いて軽く耕しておきます。

アンモビウムの花

植えつけ時に、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20〜25pほどにします。60pの標準のプランターなら3株を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置くようにします。

日常の管理

丈夫で、ほとんど手間はかかりません。

冬の管理

耐寒性がありますので、霜よけなどは必要ありません。

肥料

あまり多肥にしなくても、よく花が咲きます。花壇に植える場合は、植えつけ時に化成肥料を1u当たり30gほど与えます。追肥は特に必要ありません。

鉢やプランターの場合は、植え付け時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月に1〜2回与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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