ローナス

ローナスの花
写真 ローナス
撮影時期 2010.6.12
栽培状況 秋播き後、庭植え
(冬は農ポリでトンネル)

科名

キク科

属名

ローナス属

学名

Lonas annua

園芸分類

秋播き一年草

別名

イエローアゲラタム

原産地

地中海沿岸地域

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【ローナスについて】

ローナスは、地中海沿岸地域が原産のキク科ローナス属の秋まき一年で、1属1種です。あまりなじみのない花ですが、初夏に小さな黄色い花が咲きます。花は、ドライフラワーにも利用できます。

アゲラタムになんとなく似ていることから別名をイエローアゲラタムと言いますが、やや異なった印象の花です。

【栽培メモ】

長雨を嫌うので、梅雨時までに花を咲かせればよいのですが、開花時期が遅いので通常の栽培ですと、どうしても梅雨時の開花になります。そこで、冬は農ポリでトンネルをして生育を早めたところ、入梅の間際に咲いてくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ローナスの概要】

草丈

30〜50センチほどになります。

別名をイエローアゲラタムというように、黄色の小さな花が咲きます。

ローナスの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 弱い

耐寒性はあまりないようで、霜に当たると傷みました。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Lonas・・・・・(※ 不詳)

annua・・・・・「一年草の」

【主な種類と品種】

特にありません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ やや乾燥した環境を好みます。

タネまき

発芽適温が15〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬に播きます。育苗箱に播いて、薄く覆土をします。ポリポットに直接播いて育ててもかまいません。

育苗箱に播いた場合は、本葉が2〜3枚のころにポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

本葉が5〜6枚になってポットに根が回ってきたら、花壇やプランターに定植します。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

植え付ける際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。多湿を嫌いますので、高うねにして水はけをよくしておきます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ローナスの花

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターも日当りのよいところに置きますが、長雨になりそうなときは雨の当たらないところに移したほうが安心です。

株間

20pほどにします。65pの標準のプランターなら3〜4株が目安です。

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢やプランターに植えている場合は、鉢土の表面が乾いてきてから水やりをします。

ドライフラワーにするときは、5〜7分咲きのときに収穫します。

冬の管理

花壇に植えた場合は、不織布もしくは農ポリでトンネルをして霜除けをし、生育を早めてやると梅雨入りする前ごろに咲いてくれます。

プランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などで育てます。

肥料

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり30〜50gほど施し、腐葉土(又はバーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。後は、4月頃に化成肥料を追肥します。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、春になったら追肥として液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。