ロードレイア

ロードレイアの花
写真 ロードレイア・ヘンリー
撮影時期 2014.3.6
栽培状況 庭植え

科名

マンサク科

属名

ロードレイア属

学名

Rhodoleia henryi

園芸分類

常緑高木

別名

シャクナゲモドキ

原産地

中国雲南省

主な用途

庭植え

花期

2〜3月

【ロードレイアについて】

ロードレイアは、マンサク科の常緑高木です。シャクナゲに似た葉をしているところからシヤクナゲモドキという別名を持っています。庭に植えると開花までに少し年数がかかりますが、丈夫で、花の少ない早春に花が咲きます。

早春にはマンサク、トサミズキ、オウバイ、レンギョウなど黄色の花が咲く花木が比較的多いですが、その中にあって、ロードレイアは木が大きくなることもあって、濃いピンク色の花が一段と映えます。

一般に栽培されているのは、この属のヘンリーという種類で、関東以西の温暖地では庭植えがでます。

【栽培メモ】

耐寒性があって、また、大変丈夫で、年々よく花が咲いています。この木は、ずいぶん前の「サカタのタネ」のカタログで見かけて購入したものですが、期待以上のすばらしい花木でした。

本種は常緑高木とされていますが、剪定をすればそこそこのスペースに収まります。写真の木は、植えてから10年以上になりますが、剪定をして樹高は2.5〜3mほどで抑えられていました。

その後、木が大きくなりすぎましたので、一度、思い切って強剪定をしてみましたが、芽吹きがよく特段問題はありませんでした。

【育て方は下へ ↓ 】

【"ロードレイアの概要】

樹高

3〜5m程度です。剪定をすれば3メートル以内には抑えられます。

花径4〜5pほどのピンクの花が下向きに咲きます。

ロードレイアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

本種は中国雲南省の原産で、比較的耐寒性があり温暖地(関東地方以南の太平洋岸)では十分に庭植えが可能です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Rhodoleia・・・・・"smooth rose" (バラ科バラ属の常緑低木であるロサ・ブランダのことか?)を意味するとされています。なお、ギリシャ語の rhodos(バラ)が語源ですが後段は不明です。

henryi・・・・・アイルランドの医師で植物コレクターの Augustine Henry への献名

championii・・・・・本種の発見者であるイギリス人の G.Champion への献名

【主な種類と品種】

ヘンリー
R. henryi

中国の雲南省に自生していて、耐寒性が強く関東以西の温暖地では庭植えができます。通常、ロードレイアとして出回っているのは本種です。

チャンピオニー
R. championii

マレー半島やスマトラ島に自生しているため、耐寒性が弱く、庭植えは困難とされています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 剪定は、花後に行います。

植え付け

常緑樹ですので、通常は4〜5月に植え付けます。庭植えにすると株がよく伸びますので開花が遅れます。写真の木も、小さな苗木をそのまま庭に植えたので、開花まで4〜5年かかっています。ただし、咲き始めると、年々、花数が増えてきます。

鉢植えでも育てられないことはないですが、木が大きくなりますのであまり適しているとは言えません。この花木のすばらしさを満喫するには庭植えがよいと思います。

植え付けに当たっては、植え穴に腐葉土かバーク堆肥を入れて、庭土とよく混ぜておきます。

ロードレイアの花

植え場所

日当たりのよいところに植え付けます。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。

剪定

庭植えの場合、植えて数年は特に剪定の必要はありませんが、次第に樹形が乱れてきますので、樹高を抑えて、伸びすぎた枝を剪定します。

剪定は、花後に行います。一度、かなり思い切って剪定しましたが、芽吹きもよく、まとまった樹形になりました。

肥料

樹勢が強いので、庭植えの場合は、普通の庭土であれば肥料はさほど必要ありません。ここに掲載している写真の木は、一度も肥料は与えたことがありませんが、毎年よく咲いています。

病気・害虫

特にはありません。

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