ロードヒポキシス |
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【ロードヒポキシスについて】 |
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ロードヒポキシスは、小型の春植え球根として、根強い人気を持っています。最近は、これまでの花色に加えて黄色や深紅の花も登場し、たいへんにぎやかになっています。 アッツザクラとも呼ばれますが、それは太平洋戦争中の昭和18年5月、アリューシャン列島のアッツ島日本軍守備隊が玉砕したという悲報が伝えられた当時、ある山野草の店が「アッツ桜」という名前で売り出したことによるものだそうです。 しかし、原産地は、アッツ島とは関係なく、南アフリカのドラケンスベルグ山地です。原産地では、今では、まぼろしに近い花と言われています。ともかく、そんなことは関係ないかのように、かわいい花をたくさんつけます。 人気のある花で、春先には園芸店やホームセンターなどに開花株が出回りますが、通常の栽培では、4月の終わりごろから咲き始めます。 【栽培メモ】 冬になると地上部がなくなりますので、いつの間にかどこかに行ってしまったりしましたが、春先にきちんと植え替えさえすれば、見かけによらず丈夫で、毎年よく咲き、球根も増えていきます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ロードヒポキシスの概要】 |
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草丈 草丈が10p程度の小型の球根ですので、鉢やプランター栽培に適しています。勿論、庭に植えてもかまいません。 葉は、秋の終わりには黄色くなり冬には地上部が枯れてしまいます。 花 この花の特徴は、カヤツリグサのような葉の中からかわいい星形の6弁花をたくさんさかせるところにあります。 また、花の中心にしべが見えないので、少し変わった感じがします。 花色は、白、淡桃、濃桃色などですが、黄色や深紅の花も販売されています。 耐寒性・耐暑性
夏場は半日陰に置けば、関東以西の温暖地でも全く問題ありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Rhodohypoxis・・・・・ギリシャ語の rhodon(バラ、赤)+ hypoxis(キンバイザサ科の関連する属名です。) baurii・・・・・医師で植物コレクターのレオポルド・バウアーへの献名 |
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【主な種類と品種】 |
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その他、赤や白の品種が売られています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 前年に育てた球根は、毎年、3月になったら植え替えます。 ※ 葉が枯れてきたら、鉢のまま、軒下などで凍らせないようにして冬越しさせます。 植え付け 園芸店やホームセンターなどでは、早くから開花株が出回りますので、まずは、これを買って育てることになります。買った鉢がとても小さいことが多いですが、そのときは、根鉢を崩さないよう大きめの鉢に植え替えます。 球根を手に入れたときは、早めに植えつけます。球根の上下がわかりにくいときは、球根を横にして植えても問題はありません。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:4:2程度に混ぜたものが一例です。 丈夫な球根ですので、水はけのよい用土であれば、それほど神経質になる必要はありません。 植え付けの深さ 植えつけの深さは、球根の上に1cmほど土が被る程度にします。 株間 庭植えは2〜3cm程度、鉢植えは1cm程度を目安にしますが、詰めて植えた方が見栄えがします。 植え場所・置き場所 日光が好きなので、鉢やプランターは日当たりのよいところに置きますが、夏は風通しのよい半日陰に置きます。 花壇に植える場合は、夏は半日陰になるところが適しています。 植え替え 前年に育てた球根は、毎年、3月になったら植え替えます。球根を掘り上げると子球が付いていますので、たくさん増やしたいときは、ていねいに分球して植え替えます。庭植えのときは、ある程度かたまりにして植え替えると作業が簡単です。 私も失敗したことがありますが、植え替えが遅くなってしまうと、花が十分に咲かないという事態を招いてしまいます。 日常の管理 鉢植えの場合は、成育中は、乾燥させ過ぎないように注意します。 花壇に植えつけたときは、他の草花に埋もれないよう気をつけます。 冬の管理 11月頃に葉が枯れてきたら、鉢のまま、軒下などで凍らせないようにして冬越しさせます。 鉢土をカラカラに乾燥させないで、ときどき軽く水を与えて少し湿り気をもたせるようにします。 肥料 植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与えます。 また、生育期間中、2週間に1回程度、規定量よりもやや薄めの液肥を与えます。 病気・害虫 特に大きな被害を与えるようなものはありません。 |
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