ルクリア |
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【ルクリアについて】 |
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ルクリアは、インドアッサム地方原産のアカネ科の常緑低木で、寒くなると葉を落とします。上品な色合いの花が咲きますが、ニオイザクラという別名のとおり、とてもよい香りがします。花の少ない時期に出回るのもありがたいことです。 耐寒性があって育てやすければ言うことなしですが、耐寒性、耐暑性が弱く、日本の気候にはあまり適していません。このため、ちょっとした不注意で枯れることがよくあります。 園芸店やホームセンターなどでは早くから販売されていますが、これは短日処理をして開花時期を早めたものです。通常の栽培では開花は11月以降になります。 【栽培メモ】 夏は日陰に近いところに置くことで、なんとか夏を乗り切ることができましたが、関東以西の温暖地では、冬の寒さはなんとかなるにしても、夏の高温多湿が厳しいように思われました。 ですので、1年ものと考えて花と香りを楽しんだ方がストレスがたまらなくてよいかと思います。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ルクリアの概要】 |
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樹高 現地では3〜4mほどの大きな木になるようです。もっとも、通常は鉢植えで育てますので、剪定をして40〜50pほどで栽培する場合が一般的です。 花 写真のように3pほどの筒の先に、径4pほどの淡いピンク色の5弁花を枝一杯に咲かせます。濃い花色の品種も出ています。花は勿論ですが、よい香りが魅力です。 地域によって開花期が変わりますので、どこでもとはいきませんが、温暖地の場合、室内に取り込む時期によって、うまくいけば正月頃に満開にすることも十分可能ではないかと思います。 耐寒性・耐暑性
寒さに弱く、夏の高温多湿も苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Luculia・・・・・ネパールの現地語の lukuli swa をラテン語化したもの pinceana・・・・・(※ 不詳) |
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【主な種類と品種】 |
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花色の濃い品種が出回っていますが、’スイートルビー’(写真中)もその一つです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 多湿を嫌いますので、水はけのよい用土に植え付けます。 ※ 花が終わったら、早めに切り戻しをします。 植え付け 耐寒性が弱いことと、夏の高温多湿に弱いこともあって、鉢植えで育てるのが一般的です。 早ければ9月頃から園芸店やホームセンターなどに開花株が出てきますので、これを買って育てますが、開花中でもあり、そのまま春まで育てます。 鉢植えの用土 鹿沼土、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量にしたものなど、水はけのよいものを使います。 置き場所 半日陰程度のところで育てます。また、多湿を嫌いますので、梅雨時や長雨になりそうなときは勿論、それ以外の時でも雨の当たらないところで育てた方が無難です。 植え替え 毎年、暖かくなった5月ごろに植え替えをします。植え替えの際、根鉢をあまり崩さないようにして一回り大きめの鉢に植え替えます。 植え替えの際、根鉢を崩して根を傷めると株が弱ります。 剪定 花が終わったら、枝の半分ほどの高さを目安に切り戻しをします。放置しておくと、次の花が咲きにくくなります。 ただし、園芸店やホームセンターなどで販売されている株を購入したときは、矮化剤で処理されたものが大半ですので、その場合は、それほど剪定する必要はないかと思われます。 日常の管理 過湿にならないようにし、鉢の表面が乾いてきてから水やりをします。 夏の管理 夏の高温多湿が苦手ですので、夏場は、半日陰や明るい日陰で風通しのよいところに置きます。また、この時期は、過湿にならないように注意します。 冬の管理 耐寒性がないので、冬は室内に取り込みます。蕾がついてからは、鉢土を乾燥させすぎないようにします。乾燥させすぎると花がすぐにぐったりとなりますので注意が必要です。 肥料 6〜11月頃にかけて、緩効性の固形肥料を定期的に置肥するか、液肥を月1〜2回与えます。 病気・害虫 たまにアブラムシが付きます。また、葉水を与えるとハダニの被害が少なくなります。 |
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