ラペイロージア

ラペイロージアの花
写真 ラペイロージア・シレノイデス
撮影時期 2015.3.14
栽培状況 鉢植え

科名

アヤメ科

属名

ラペイロ−ジア属

学名

Lapeirousia spp.

園芸分類

秋植え球根

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

2〜3月

【ラペイロージアについて】

ラペイロージアは、南アフリカ原産のアヤメ科ラペイロ−ジア属の秋植え球根です。ところで、ラペイロージアと言えば、以前にこの属に分類されていたヒメヒオウギがおなじみですが、ヒメヒオウギは、現在、フリージア属に分類されていて別属になっています。ここで紹介する種類は、ヒメヒオウギとは、全く草姿が異なります。

いくつか種類がありますが、シレノイデスが最も手に入りやすく、その他にはコリンボーサも種苗会社のカタログなどに載っていることがあります。いずれも、小型で、花が美しいので育て甲斐があります。

【栽培メモ】

2019年は暖冬で、鉢植えにしたシレノイデスは、2月には咲き始め3月になってよく咲きました。あまり分球しませんでしたが、育てやすい球根と言えます。

【育て方は下へ ↓ 】

【ラペイロージアの概要】

草丈

10cmほどの小型の球根です。

【主な種類と品種】を参照してください。

ラペイロージアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 (夏は休眠)

霜に当たると傷みます。温暖地では霜の当たらない軒下で冬を越します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Lapeirousia・・・・・フランスの植物学者 Francois de la Peyrouse への献名

silenoides・・・・・「シレネ属に似た」

corymbosa・・・・・「散房花序の」

jacquinii・・・・・オーストリアの植物学者 Nicolaus Joseph Jacquin への献名

【主な種類と品種】

シレノイデス
L. silenoides

花径1cmほどの小さな花ですが桃赤色の美しい色合いの花が咲きます。早咲きで2月に咲き始めます。

コリンボーサ
L. corymbosa

淡いブルーの花が咲きます。開花は遅く、4月下旬になります。(写真:下)

ジャクイニー
L. jacquinii

紫〜赤紫色の花色です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿を嫌いますので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

植え付け

10〜11月頃に植えつけます。小型の球根ですので、庭植えにすると他の植物に埋もれてしまう恐れもあり、また、耐寒性もやや弱いので鉢植えが適しています。

ラペイロージアの花

鉢植えの用土

一般の球根用培養土で差し支えありません。私は赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜた用土を使っていますが、特に問題なく育っています。

植え付けの深さ

通常の球根よりやや深めに植え付けます。球根の上に土が2cmほどかぶる程度にします

株間

5号鉢に3球、6号鉢に5球程度が目安です。

置き場所

日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢土の表面が乾いてから水やりをします。

冬の管理

耐寒性が強いとはいえませんので、温暖地では軒下に、また寒い地域は室内に取り込んだほうが安全です。水やりも控えめにします。

休眠期の管理

6月頃に葉が枯れてきますので、掘り上げて雨のかからないところで秋の植えつけ時まで保管します。

肥料

植えつけ時に緩効性肥料を与えます。後は、花後に薄い液肥を1〜2度与えるようにしています。

病気・害虫

特にはないようです。

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