ラムズイヤー

ラムズイヤーの花
写真 ラムズイヤー
撮影時期 2001.5.12
撮影場所 北川村「モネの庭」にて

科名

シソ科

属名

スタキス属(イヌゴマ属)

学名

Stachys byzantina

園芸分類

多年草

別名

ワタチョロギ

原産地

トルコ、アルメニア、イラン

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【ラムズイヤーについて】

ラムズイヤーは、種小名のとおりトルコやアルメニア、イランに自生するシソ科の多年草です。ラムズイヤーというのは英名で、葉の形がヒツジの耳の形に似ているから付けられたと言われています。

花よりも葉に魅力があります。ワタのような毛に覆われていますので、葉に触ると柔らかくて、さわった感触がたまりません。

【私の栽培メモ】

鉢植えで栽培したところ、夏に向かうにつれて元気がなくなり、花を見るところまで行きませんでした。高温に弱いこともありますが、置き場所も悪かったようです。

【育て方は下へ ↓ 】

【ラムズイヤーの概要】

草丈

草丈40pほどになります。栽培環境に適したところであれば、株が広がっていきます。

初夏から秋にかけ、花茎が伸びて紫色の小さな花を穂状に咲かせます。花自体は小輪で、それほど目立つというものではありません。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 やや弱い

半耐寒性となっていますが、耐寒性は比較的強く、逆に、夏の高温多湿に弱い性質を持っています。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

(温暖地では)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Stachys・・・・・ギリシャ語の stachyus(穂状花)が語源です。

byzantina・・・・・「ビザンティンの」

【主な種類と品種】

矮性の‘シルキー フリース’などの品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 鉢やプランターで育てる場合は、過湿にならないよう注意します。

植え付け

庭植えでも鉢植えでも育てることができますが、梅雨時から夏の高温多湿に弱いので温暖地の場合は、鉢やプランターで育てるのに向いています。

タネを播いて苗を育てた場合は、ポットの底に根が回って来たら花壇やプランターなどに植え付けます。

苗を購入して育てる場合は、3〜4月、もしくは10月ごろが植えつけの適期です。

ラムズイヤーの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土にパーライト(又は軽石砂)を1割ほど加えるか、もしくは赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(又は軽石砂)を6:3:1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

庭植えの場合は、水はけと風通しのよいところに植え付けます。西日が当たるところは避け、半日陰になるような場所が適しています。

高温多湿に弱いので、鉢やプランターは、梅雨時には雨のかからないところに置きます。雨が当たりすぎると葉が腐ってしまうことがあります。

植え替え

鉢植えやプランターに植えている場合は、毎年植え替えます。

庭植えの場合は、3〜4年に1回株分けをかねて植え替えます。いづれの場合も、時期は4月もしくは10月が適期です。もっとも、温暖地の場合は、株分けできるところまで育てるのは容易ではありません。

日常の管理

やや乾燥気味を好むので、鉢やプランターで育てる場合は、過湿にならないよう注意します。

花が終わったら、風通しをよくするため、花茎を株元から切り取っておきます。

夏の管理

高温多湿に弱いので、株が蒸れないように鉢植えは、夏はできるだけ涼しい場所に置いて育てます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

ふやし方

春や秋に挿し芽や株分けで増やすことができます。

肥料

肥料はあまり必要としません。逆に肥料を与えすぎると草姿が乱れてしまいます。

鉢植えの場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、後は4〜5月に液体肥料を与えます。

病気・害虫

高温時に、株が蒸れて枯れてしまうことがよくあります。

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