ラベンダー |
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【ラベンダーについて】 |
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ラベンダーは、地中海沿岸やアフリカなどが原産のシソ科ラバンデュラ属の宿根草です。園芸上は、大きくはフレンチラベンダー(L. stoechas)とイングリッシュラベンダー(L. angustifolia)に分けられます。 花穂の上部にウサギの耳のような苞葉を持っているのがフレンチラベンダーで、比較的耐暑性が強く、耐寒性も比較的ありますので、温暖地には適しています。 中の二つの写真は、さぬき満濃公園で写したものですが、管理がよくて、とてもよく咲いていました。 【栽培メモ】 フレンチラベンダーのタネを播いて、プランターに植えて育ててみましたが、意外とよく育って2年目には上の写真のようによく咲いてくれました。 もっとも、大株になって花が咲いた株を見たら、プランターの底から地中に根が伸びて庭植えと変わらない状態になっていました。それで生育がよかったものと思われます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【この花の概要】 |
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樹高 草丈は、60p〜100p程度です。 花 最近、人気が高まってきたこともあり、白、ピンク、紫、ブルーといろいろな品種が売られています。 (主な種類と品種を参照してください。) 耐寒性・耐暑性
イングリッシュ系は耐暑性が弱く、その他は比較的強いと言われています。 イングリッシュ系は耐寒性がとても強いですが、それ以外はさほどあまり強くありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい〜やや難しい(種類によります) (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Lavandula・・・・・lavare(洗う)が語源です。 stoechas・・・・・「Stoechades(イエール諸島)の」 angustifolia・・・・・「細葉の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 大きくなった株は、花が終わったら株元から三分の一のところから切り取ります。 タネまき タネまきは4月から5月ごろに育苗箱にばらまきし、覆土は5oほどにします。発芽、生育ともに遅いので焦らないことが大切です。発芽率は、まずまずです。 本葉が3〜4枚になったら、ポリポットに植え替えて苗を育てます。生育がゆっくりなので、夏はポリポットに植えたまま涼しいところに置いて苗を育てます。 植え付け 春にタネを播いて育てたときは、秋の彼岸を過ぎる頃に鉢やプランターに定植します。 タネまきが面倒な人は、園芸店やホームセンターなどでいろいろな種類が売られていますので、好みの品種を入手できます。 鉢植えの用土 赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(川砂)を6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。 植え場所・置き場所 日当たりがよく、水はけのよい場所を好みます。また、弱アルカリ性の土壌を好みます。 植え替え 鉢植えにしたものは、根詰まりをしてきたら3〜4月頃に一回り大きめの鉢に植え替えます。 日常の管理 多湿を嫌うので、プランターなどで栽培するときは、できるだけ雨に当てないようにします。 株をそのままにしておくと草姿が悪くなりますので、大株は、花が終わったら株元から三分の一のところから切り取ります。小株の場合は、花穂の少し下から切り取ります。 夏の管理 フレンチラベンダーなどは比較的耐暑性がありますが、どちらかというと夏の高温多湿が苦手です。夏に備えて、梅雨入り前に剪定をして株が蒸れを防ぐようにします。 鉢やプランターは、半日陰の涼しいところに移します。 冬の管理 イングリッシュラベンダーやラバンディンラベンダーは耐寒性がありますが、フレンチラベンダーは、それほど強くないので、霜の当たらない軒下、あるいは室内に取り込みます。 鉢植えは、いずれの種類も水やりは控えめにします。 ふやし方 挿し木は、4月下旬〜6月下旬又は9月中旬〜10月下旬が適期です。 肥料 やせた土地にも自生するので多肥にする必要はありません。施肥する時期は、夏場を除く春から晩秋(11月頃)で、カリの多く含む肥料を与えると花付がよくなります。 病気・害虫 性質は丈夫で、病害虫の被害はほとんどありません。 |
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