リボンブッシュ

リボンブッシュの花
写真 リボンブッシュ
撮影時期 2013.11.14
栽培状況 鉢植え

科名・属名

キツネノマゴ科
ヒポエステス属

園芸分類

多年草

別名

ヒポエステス・アリスタータ

原産地

アフリカ南部

用途

鉢植え

花期

10〜11月

【リボンブッシュについて】

リボンブッシュは、アフリカ南部原産のキツネノマゴ科ヒポエステス属の多年草ですが耐寒性がありません。ヒポエステス・アリスタータとも言いますが、長たらしい名前で覚えにくいので英名のリボンブッシュと呼ばれることが多くなっています。

ヒポエステスの仲間には、観葉植物のヒポエステス・フィロスタキアがありますが、アリスタータは、花が美しい種類です。秋も深まってきたころに見ごろになります。

【栽培メモ】

耐寒性がないとはいえ比較的寒さに強く、葉は落ちますが霜に当てなければ何とか冬を越して翌春芽が出てきます。寒さにさえ気をつければ、丈夫で花の少ない時期に毎年よく咲いてくれます。

【リボンブッシュの概要】

リボンブッシュの花

草丈

園芸店では、30pほどのものが売られていますが、冬も保温して育てると翌年には50cm近くになります。葉には斑が入っていません。

淡紅紫色の花径2〜3pの花が咲きます。写真のように2枚の花びらが大きく、そのうちの大きな方に斑が入っています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い

耐暑性はありますが、耐寒性がありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Hypoestes aristata

学名の説明

Hypoestes・・・・・hypo (下、下側)+ estia (家)が語源です。
※ 包葉に覆われた萼に由来します。

aristata・・・・・「芒のある」、「芒形の」
※ 「芒(のぎ)」とは、イネ科の植物の花の外殻にある針のような突起のことです。(広辞苑より)

【主な種類と品種】

ヒポエステス属には、葉の斑入りが美しく、主に観葉種として鑑賞されるヒポエステス・フィロスタキアがあります。葉の斑入り模様が異なり、色も白、ピンクなどの多くの品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 一度、三分の一ほどに切り戻しをすると締まった株になります。

※ 冬が近づいたら、霜の当たらないところに移して、春に植え替えます。

植え付け

秋に花の咲いた株が売られていることが多いようです。霜に当てると枯れてしまうので、通常は鉢植えで育てます。

購入した株がポット苗など鉢が小さいときは、根鉢をあまり崩さないようにして、5〜6号鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土又は赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土が一般的です。

リボンブッシュの花

置き場所

午後、日陰になるようなところに置きます。また、夏場は半日陰のところで管理します。

植え替え

根がよく伸びるので、根詰まりを起こさないよう毎年植え替えます。時期は、暖かくなった4月中旬以降〜5月が適期です。

株を鉢から抜いて、古い用土を二分の一ないし三分の一ほど落として一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、古い土を多めに落として植え付けます。

なお、開花株を買うと、一つの鉢に3本ほど植えられてることがありますが、この場合は、根詰まりを起こさないように1本ずつ5〜6号鉢に植え替えます。

日常の管理

放置すると開花時期までに伸び過ぎてしまいますので、一度、三分の一ほどに切り戻します。

冬の管理

冬になると葉が落ちてしまいますので、花が終わって寒くなってきたら思いきって切り戻しをしておきます。

霜に当てると枯れてしまいますので、温暖地の場合は、軒下など霜の当たらないところに置いて春まで管理します。寒さの厳しいときは、室内に入れると安心です。

水やりは少なめにしますが、鉢土が乾いたら午前中に軽く水やりをします。

肥料

植えつけ、植え替え時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、5月〜10月に月1回程度、少量の固形肥料を置肥するか、二週間に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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