ラグラス

ラグラス
写真 ラグラス
撮影時期 2023.4.22
栽培状況 秋播き後、庭植え

科名・属名

イネ科
ウサギノオ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

ウサギノオ
バニーテール

原産地

地中海沿岸地方

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ラグラスについて】

ラグラスは、地中海沿岸地方原産のイネ科ウサギノオ属の秋まき一年草です。フワフワした軟毛があって手触りがすばらしいことが魅力です。咲き進んでくると、中の写真のように花穂の中から芒がたくさん出てきます。

なお、属名のラグラスというのは「ウサギの尾」という意味で、花穂がウサギの尾に似ているところから名付けられています。和名もウサギノオで、花穂はドライフラワーや生け花に利用できます。

【栽培メモ】

ポリポットに直接タネを播いて苗を育て、花壇に植えました。丈夫で耐寒性もあり、栽培は至って簡単でした。

【ラグラスの概要】

ラグラス

草丈

30〜50pほどです。

花穂の長さは3〜6pほどで、羊毛状の毛で覆われています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 弱い

耐寒性が強く戸外で冬を越します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Lagurus ovatus

学名の説明

Lagurus・・・・・ギリシャ語の「うさぎの尾」という意味です。

ovatus・・・・・「卵型の」

【主な種類と品種】

ラグラス・オバタスという学名でタネが販売されていることが多いですが、草丈の低い種類と比較的高くなる種類があり、花穂の長さも異なります。上の2枚の写真のラグラスは、草丈が40cmほどです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ タネは花壇に直まきするか、ポリポットに直接播きます。

タネまき

移植を嫌いますので、花壇に直まきするか、ポリポットに直接播きます。発芽適温は15〜18度ですので、9月下旬〜10月中旬に播き、覆土は5mmほどにします。

直播にした場合は、発芽後に生育状況を見ながら20cm間隔になるように間引いていきます。

ポリポットに播いた場合は、順次間引いて、充実した苗を1本残すようにします。

植え付け

ポリポットに播いた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなとに定植します。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付け時には、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

ラグラス

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置いて育てます。

株間

20pほどにします。60pの標準のプランターに植えるときは3株が目安です。

日常の管理

花壇に植えた場合は、ほとんど手間がかかりません。鉢やプランターに植えた場合は、鉢土の表面が乾いたら水やりをします。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありませんが、寒さの厳しいところは霜除けをした方が安心です。

鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。

肥料

花壇に植える場合は、肥料は必要ありません。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に元肥として緩効性の化成肥料を少なめに入れ、後は、暖かくなったら薄めの液肥を2週間に1回程度与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

ほとんどありませんが、ときたまアブラムシが付くことがあります。

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