ヤナギバルイラソウ

ヤナギバルイラソウの花
写真 ヤナギバルイラソウ
撮影時期 2004.8.29
栽培状況 庭植え

科名

キツネノマゴ科

属名

ルイラソウ属

学名

Ruellia brittoniana

園芸分類

半耐寒性宿根草又は小低木

別名

コモン・ルエリア

原産地

熱帯アメリカ、アフリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜8月

【ヤナギバルイラソウについて】

ヤナギバルイラソウ(柳葉るいら草)は、キツネノマゴ科ルイラソウ属の半耐寒性の宿根草ですが、関東以西の温暖地では戸外で冬を越すことができます。

大変丈夫な宿根草で、夏になると、ナス科の花のような青紫の花が咲いているところをよく見かけます。特に、花の少ない真夏にもよく咲くので、印象が強いのかもしれません。

道路脇に広がってたくさん咲いているほどで、繁殖力が強く野生化しています。ですので、園芸という範疇からは外れてしまった感がします。

花が似ているところからムラサキルエリアと間違われることがありますが、ヤナギバルイラソウの方が葉が細長いので見分けが付きます。

【栽培メモ】

庭に植えたことがありますが、あまりに丈夫で根を強く張ります。このため、増えすぎて処分するのに手間がかかりました。

ですので、庭に植えるなら広がり過ぎて困らないような場所を選ぶ必要があります。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヤナギバルイラソウの概要】

草丈

草丈は50pほどです。

ナス科の花のような青紫の花が咲きます。一輪の花の寿命は一日ですが次々と開花します。

ヤナギバルイラソウの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

ルイラソウ属は一般的に耐寒性がありませんが、ヤナギバルイラソウは耐寒性があり香南市周辺では露地で越冬します。ただし、温暖地以外では困難かもしれません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Ruellia・・・・・フランスの植物学者リュエレ(Jean de la Ruelle)に因みます。

brittoniana・・・・・19世紀のアメリカの植物学者 Nathaniel Lloyd Britton に因みます。

【主な種類と品種】

ルイラソウ属の中では、ムラサキルエリアを見かけることがあります。花がよく似ていますが、ヤナギバルイラソウの葉は細長いので見分けが付きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 庭植えの場合は、広がりすぎないよう植える場所に注意します。

植え付け

繁殖力がありすぎるのか、園芸店やホームセンターなどでは、ほとんど見かけません。通常は、株分けしたものを植えつけますが、時期としては春から初夏が適当です。

庭に植えるときは、広がりすぎないよう植える場所に注意します。植え付ける際は、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土若しくはバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ヤナギバルイラソウの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を2対1程度に混ぜたものなどを使いますが、用土はそれほど選びません。

植え替え

鉢植えは、毎年植え替えます。庭植えは、株が混みあってきたら株分けを兼ねて植え替えます。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

夏に花が咲きますので、鉢植えは水切れさせないように注意します。

冬の管理

耐寒性が比較的強く、関東以西の温暖地では戸外で冬を越します。

ふやし方

株分けで増やすのが簡単です。

肥料

丈夫ですので、庭植えの場合はほとんど必要ありません。

鉢植えの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性の化成肥料を少し元肥として与え、後は、生育期間中、2ヶ月に1回程度少し置肥をする程度にします。

病気・害虫

特にありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップへ
一覧へ戻ります。一覧に戻ります。