ヤマブキ(山吹) |
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【ヤマブキについて】 |
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ヤマブキ(山吹)は、日本各地及び中国に分布しているバラ科ヤマブキ属の落葉低木です。ところで、ヤマブキというと、「七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき」という和歌でおなじみの太田道灌の故事が有名ですが、この古歌を詠んだ兼明親王(914〜987)の当時、ヤエヤマブキがあったかどうか、はっきりしないようです。 「ことによると、一重のヤマブキで、それが実をつけてもあまり目立たないために詠まれたというのが牧野博士をはじめ植物学者の意見」のようです。(出典 山渓カラーガイド44 カラー花木1より) どちらかというとヤエヤマブキを見かけますが、一重の普通種もなかなかきれいです。上の写真は、高知城の石垣の上に咲いていたものです。 【栽培メモ】 午前中、日が当たる庭の隅にヤエヤマブキを植えていますが、毎年、よく咲いています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【この花の概要】 |
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樹高 落葉低木で1〜1.5mほどになります。樹形は、株立ちになります。 花 (主な種類と品種を参照してください。) 耐寒性・耐暑性
ともに強く丈夫です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Kerria・・・・・イギリスの植物学者 John Bellenden Ker への献名 japonica・・・・・「日本の」 |
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【主な種類と品種】 |
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なお、シロヤマブキは、ヤマブキという名前が付いていますが別属になります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 数年に1度は、株の若返りを図るため強剪定をします。 植え付け 11から12月又は2〜3月が植え付けの適期です。苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。植えた後は、タップリと水やりをしておきます。 植え場所 乾燥を嫌うのでどちらかといえば半日陰が適しています。 日射しが強く、乾きすぎるようなところは適していません。 日常の管理 庭植えの場合でも、日照りが続くときは水やりをしてやります。 剪定 ヤマブキは、その年に伸びた枝に花芽が付いて、翌年に開花します。ですので、通常の剪定は、花後すぐに行います。 夏以降に強い剪定を行うと、せっかくできた花芽を切り落とすことになり翌年の花は期待できません。 剪定の際は、全体を一律に剪定することは避け、古枝を基から切り取るようにします。 数年に1度は、株の若返りを図るため強剪定をしますが、その際は、株元から20pほど残して枝を切り取ります。時期は、花後すぐに行います。 12月〜2月の冬場の剪定は、枯枝を基から切り取る程度にとどめます。 ふやし方 株分けで殖やすことができます。3月頃、地下茎から伸びてきた枝を地際から掘り取って植えつけます。 また、6下旬〜7月に今年伸びた新しい枝を15pほど切り取って挿しても発根します。 肥料 有機質肥料を2月下旬〜3月に与えますが、多肥にすると花付きが悪くなります。 病気・害虫 葉に斑点ができる褐斑病にかかることがあります。発生したときは、早めに被害枝を切り取ります。 |
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