ヤハズカズラ |
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【ヤハズカズラについて】 |
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ヤハズカズラ(矢筈葛)は、熱帯アフリカ原産のキツネノマゴ科ヤハズカズラ属の春まき一年草です。本来は、つる性の宿根草ですが、耐寒性がないので一年草として扱われます。 つるがよく伸びますので、鉢植えの場合はアンドン仕立てにして、庭に植える場合はフェンスなどに這わせて花を楽しむことができます。 ヤハズカズラ属の中では、ツンベルギア・エレクタも栽培されますが、エレクタは低木で草姿が全く異なっていて、見た目にはこの二つが同属とは思われません。 なお、標準和名はヤバネカズラ(矢羽葛)ですが、ヤバネカズラというのは葉が矢の羽に似ていることに由来します。 【栽培メモ】 アンドン仕立てにした栽培しましたが、つるがどんどんと伸びていきましたので、1.2mほどの高さの支柱が必要になりました。花は6月頃によく咲いて、夏は一休みしますが9月になって再び咲き始めました。 |
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【ヤハズカズラの概要】 |
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草丈 つる性で、そのままだと2mほどは伸びます。 花 花径3〜4pほどの黄色の花が咲きます。花の中心部の黒紫色がアクセントになって目立ちます。花色は黄色の他、白やクリーム色があります。 耐寒性・耐暑性
耐暑性はありますが、夏場は花があまり咲かなくなります。耐寒性はありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Thunbergia alata 学名の説明 Thunbergia・・・・・スウェーデンの植物学者ツンベルグ(C.P.Thunberg)への献名 alata・・・・・「翼状部のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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上の写真の品種をよく見かけますが、そのほか次のような品種があります。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 庭やプランターに植える場合は、ネットなどに誘引します。 ※ 鉢植えで育てる場合は、あんどん仕立てにします。 タネ播き タネから育てる場合は、発芽温度が高いので早まきは避け、4月下旬〜5月中旬に播きます。移植を嫌いますので、ポリポットに2〜3粒ずつ直接播きます。覆土は1cmほどにします。 発芽後、順次間引きして、生育のよい株を1本残します。 植え付け ポットの底に根が回ってきたら、根鉢を崩さないようにして庭やプランターなどに定植します。苗が大きくなってからの移植を嫌いますので、早めに定植します。 成育するにつれて、ツルがよく伸びますので、庭やプランターに植える場合は、ネットなどに誘引します。鉢植えで育てる場合は、あんどん仕立てにしますが、支柱が小さいと手に負えなくなりますので、大きめの支柱を準備します。 タネを播いて育てるほか、5月頃に園芸店やホームセンターなどにポット苗が出回りますので、これを買って植えると簡単に楽しめます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 庭に植える場合は30cm、鉢植えの場合は7〜8号鉢に1本を目安にします。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置きますが、夏場の強い日差しが苦手ですので、夏は半日陰に移します。 日常の管理 5〜6節で摘芯すると側枝が多くでて花付きが多くなります。 つるが上へ上へと伸びていきますので、ネットに這わせたりあんどん仕立てにする場合は、つるを横に誘引していく必要があります。つるの伸びが早いので、遅れないようにする必要があります。 肥料 庭に植える場合は、植えつけ時に有機質肥料を庭土に混ぜて植えつけ、後は、追肥として化成肥料を与えます。 プランターや鉢植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、緩効性の固形肥料を定期的に置肥しますが、夏場は必要ありません。 病気・害虫 特にはないようですが、新芽や葉にアブラムシがつくことがあります。 |
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