ユリオプス・アブロタニフォリウス |
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【ユリオプス・アブロタニフォリウスについて】 |
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ユリオプス・アブロタニフォリウスは、黄花ヒメコスモスという非常に紛らわしい名前で販売されたりしていますが、ヒメコスモス属ではなく南アフリカ原産のユリオプス属の多年草(半耐寒性低木)です。 この花を育てていたころから学名もわからず、ブラキカムの仲間にしては変だなあと思っていたら、実はユリオプスデージーの仲間とわかって納得しました。花を見比べると納得できます。 園芸的にも価値のある多年草ですが、ちゃんとした流通名がないようなので、ブラキカム属に間違われそうな名前でなく、何かこの花にふさわしい名前が付けばよいと思います。学名のユリオプス・アブロタニフォリウスではまどろっこしいですし、細葉ユリオプスデージーでは混同しますので、よい和名がほしいところです。 【栽培メモ】 庭に植えていましたが耐寒性、耐寒性があり丈夫で、育てやすいかったです。ただし、ユリオプスデージーほどには強靭ではありませんでした。 |
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【ユリオプス・アブロタニフォリウスの概要】 |
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草丈 放任しておくと50cmほどになります。 花 黄色の一重の花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性・耐暑性とも比較的強く、関東以西の温暖地では庭植えができます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Euryops abrotanifolius 学名の説明 Euryops・・・・・ギリシャ語の eurys(大きな)+ops(目)が語源です。 abrotanifolius・・・・・「ヨモギに似た葉を有する」 |
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【主な種類と品種】 |
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ユリオプス属の仲間には、ユリオプスデージーのほかマーガレットコスモスがよく栽培されています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ あまり分枝をしませんので、花後に切り戻しをして草姿をよくします。 植え付け 比較的耐寒性がありますので、庭植でも鉢植えでも育てることができます。園芸店やホームセンターなどではあまり見かけることはありませんが、ときどきポット苗が出ていることがあります。寒さの厳しい地域では、鉢植えで育てます。 ポット苗を購入したら、鉢やプランターで育てる場合は6号鉢程度の大きさの鉢に植え付けます。 庭に植えるときは、直径と深さが30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、あるいは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、夏場、長く西日が当たるようなところは避けるようにします。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。 株間 庭植えにすると、よく生育しますので30cmほどにします。 植え替え 鉢やプランターで育てている場合は、毎年、又は2年に1回の頻度で植え替えをします。 日常の管理 そのまま育てると分枝をしませんので、草姿が悪くなるだけでなく、花数が少なくなります。そこで、花後に切り戻しをして草姿をよくします。ただし、全体を一度に強く切り戻すと、株が弱ってしまいますので、極端な切り戻しは避けた方が安全です。 冬の管理 比較的耐寒性がありますので、関東以西の温暖地では、家の南側など寒風の当たらない場所であれば戸外で冬を越します。霜除け等の必要はありません。 鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移します。水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に軽く水やりをします。 肥料 鉢植えの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性肥料を施します。後は、成育期間中に2週間に1回程度液肥を与えか、緩効性の固形肥料を月に1回程度与えます。 庭植えの場合は、春と秋に緩効性の肥料を与えます。それほど多肥にしなくてもよく育ちます。 病気・害虫 特にはありません。 |
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