メキシカンハット

メキシカンハットの花
写真 メキシカンハット
撮影時期 2014.7.21
栽培状況 春まき後、庭植え

科名

キク科

属名

ラティビダ属

学名

Ratibida columnifera

園芸分類

宿根草

別名

ラティビダ、ヒメバレンギク

原産地

北アメリカ、メキシコ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜8月

【メキシカンハットについて】

メキシカンハットは、北アメリカやメキシコ原産のキク科ラティビダ属の宿根草で、花の形がメキシコの帽子のソンブレロに似ていることからその名前が付いています。比較的最近に種苗会社のカタログに載るようになった宿根草です。

販売されている品種は黄花と赤花ですが、品種名は未確認です。

【栽培メモ】

以前に、苗を購入して植えたところ、そこそこに咲きましたが2株ほどでしたので、それほど強い印象はありませんでした。

その後、2014年に国華園のタネを播いて30株ほどをまとめて植えたところ、思ったよりどんどん株が充実して、7月中旬には上の写真のように断然、よく咲いてくれました。

比較的、耐寒性、耐暑性があり宿根しましたが、短命だったように記憶しています。

【育て方は下へ ↓ 】

【メキシカンハットの概要】

草丈

50〜60pほどになります。

写真のようにメキシコの帽子に似た花が咲きます。

花色は、黄色と赤色の品種が出回っています。

メキシカンハットの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 比較的強い

メキシコという名前に反して耐寒性は比較的あります。

耐暑性もあり、春にタネを播いて育てた株は7月によく咲きました。

真夏は、さすがに花が咲かなくなりますが、枯れるということはありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Ratibida・・・・・19世紀の動物学者、植物学者などとして知られる Constantine Rafinesque-Schmaltz への献名

columnifera・・・・・「円柱を有する」

【主な種類と品種】

黄色と赤色の品種が出回っています。また、国華園からタネが出ていました。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏に花が終わったら、株元を15pほど残して切り戻しをします。

タネまき

タネから育てる場合は、3月下旬〜4月に播きます。箱まきとし、タネが隠れる程度に薄く覆土します。発芽は良好です。

発芽後、本葉が3〜4枚のころポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

タネから育てた場合は、ポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。その年によく咲きます。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付ける際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lと化成肥料を入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植え付けます。

苗は、春に園芸店やホームセンターなどで見かけます。種苗会社のカタログにも載っていることがあります。

メキシカンハットの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

30pほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。できれば、夏の西日が避けられるところが最適です。

鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置いて育てますが、夏は半日陰に置きます。

日常の管理

高温多湿を嫌うのでやや乾燥気味に管理します。夏に花が終わったら、株元を15pほど残して切り戻しをします。

冬の管理

耐寒性が比較的ありますので、関東以西の温暖地の場合は、霜除けをしなくても冬を越します。

鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。

肥料

花壇に植える場合は、化成肥料を1u当たり50gほど入れて植え付けます。追肥は必要ありません。

鉢やプランターに植える場合は、元肥のほかに追肥として月に2回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

ハダニが発生することがあります。

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