ムッサエンダ

ムッサエンダの花
写真 ムッサエンダ・フィリッピカ
撮影時期 2003.5.10
栽培状況 鉢植え

科名

アカネ科

属名

コンロンカ属

学名

Mussaenda

園芸分類

非耐寒性常緑低木

別名

ムッセンダ

原産地

熱帯アジアなど

主な用途

鉢植え

花期

7月〜10月

【ムッサエンダについて】

ムッサエンダは、コンロンカ属のことですが、よく見かけるコンロンカの他に、フィリピン原産のフィリッピカやヒゴロモコンロンカが栽培されています。

コンロンカと同様、花は小さくて目立ちませんが、花弁のように見えるガク片が美しい状態をずっと保ちますのでも美しい長い間楽しめます。

【栽培メモ】

以前に買ったフィリッピカは、寒くなってから適切な管理ができず冬を越せませんでしたが、最近、新たに株が手に入りましたので、今度は、冬の保温に気をつけることにしています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ムッサエンダの概要】

樹高

園芸店やホームセンターでは30p程度のものが出ていましたが、本来はコンロンカと同様1〜2mになるようです。

ピンクや白の覆輪など花弁のように見えるのはガクの部分です。花は黄色の小さな花です。

ムッサエンダの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐寒性はありませんので、通常は鉢植えで育てます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Mussaenda・・・・・スリランカでの名前が属名になっています。

philippica・・・・・「フィリピンの」

erythrophylla・・・・・ギリシャ語の erythro(赤)+ phylla(葉)が語源です。

【主な種類と品種】

フィリッピカ
M. philippica

フィリピン原産で、花は小さく散房状に咲きます。フィリピカ種のガクは基本色は白ですが、ヒゴロモコンロンカとの交配種が多く、桃、赤などの品種があります。

ヒゴロモコンロンカ
M. erythrophylla

西インド原産で、ガクが赤くなる品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 耐寒性が弱いので、翌年も育てようとするなら冬場の管理が大切になります。

植え付け

春から初夏に園芸店やホームセンターなどに出回りますので、通常は、これを買って育てることになります。耐寒性が弱いので、鉢での栽培となります。

購入した鉢が小さいときは、一回り若しくは二回りほど大きな鉢に植え替えます。

ムッサエンダの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土が適しています。鹿沼土、赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)を等量に混ぜたものなどを使います。

置き場所

日当たりを好みますので、日当たりのよいところで育てます。

植え替え

鉢が小さいときは毎年、少し大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。時期は5月頃が適期です。

鉢から抜いて、表土と根鉢の土を適宜に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。

日常の管理

夏場、乾燥させすぎないようこまめに水やりをします。

剪定

枝が伸びて樹形が悪くなったときは、室内に取りこむときか、植え替え時に半分程度に切り戻しをします。

冬の管理

耐寒性が弱いので、冬は室内に置きます。関東以西の温暖地でも、軒下では冬を越せません。

室内に置いても、落葉して生育が止まりますので、水やりはごく控えめにします。

ふやし方

6〜7月ごろに挿し木で増やすことができます。

肥料

成育期間中、定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

ハダニやカイガラムシが付くことがあります。

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