メキシコマンネングサ

メキシコマンネングサの花
写真 メキシコマンネングサ
撮影時期 2000.5.13
栽培状況 庭植え

科名

ベンケイソウ科

属名

マンネングサ属

学名

Sedum mexicanum

園芸分類

宿根草

別名

マンネングサ

原産地

(不明)

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5月

【メキシコマンネングサについて】

メキシコマンネングサは、メキシコという地名がついていますが、原産地はメキシコではなく、はっきりしないようです。丈夫で、花がきれいなことから、よく栽培されています。

とても丈夫で、どんどん横に広がりますのでグランドカバーとしても使われます。鉢植えの場合は、花期以外は観葉植物として楽しめます。

ところで、マンネングサという名前は、とても丈夫なことと常緑であることからその名前が付いたと言われています。マンネングサの仲間には、メキシコマンネングサのほかに、ツルマンネングサや子持ちマンネングサなどもよく見かけます。

【栽培メモ】

環境適応力が強く、大変丈夫で育てやすい宿根草です。家の北側の日当たりがあまりよくないところに植えていますが、毎年、よく咲いてくれます。

【育て方は下へ ↓ 】

【メキシコマンネングサの概要】

草丈

草丈は10〜15pほどで、葉は4輪生です。

花径1pたらずのとても小さな花ですが、非常に多花性で株を覆うように咲きますので開花期はとてもきれいです。

メキシコマンネングサの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性があり、寒地以外は露地で問題なく越冬します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Sedum・・・・・ sedere(座る)に由来します。

mexicanum・・・・・「メキシコの」

【主な種類と品種】

その他のマンネングサの仲間です。

ツルマンネングサ
S. sarmentosum

朝鮮半島・中国北部の原産で、茎が地を這って伸びます。花は黄色です。

コモチマンネングサ
S. bulbiferum

親株からムカゴ(珠芽)が地面に落ちて、それが子株になって増えるのでこの名前があります。花は黄色です。

マルバマンネングサ
S. makinoi

名前のとおり、葉が丸くなっています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 日当たりと水はけのよいところに植えます。

※ 鉢やプランターも日当たりのよいところに置きます

植え付け

春に株分けしたものを植え付けるのが一般的です。庭植えもできますし、草丈が低いのでプランターなどで育てるのにも向いています。

プランターに植えるときは、底が浅く、径の大きな丸形のプランターが適しています。

鉢植えの用土

多肉植物用の用土など水はけのよい用土を使います。

用土を調製するときは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものにパーライトを2割程度混ぜた用土が一例です。

メキシコマンネングサの花

植え場所・置き場所

花壇に植えるときは、日当たりと水はけのよいところに植えますが、それほど日当たりがよくないところでも、よく咲いてくれます。

鉢やプランターも日当たりのよいところに置きますが、半日陰でも全く問題はありません。

植え替え

株がよく広がりますので、鉢植えは毎年、プランターに植えた場合は2年に1回を目安に、株分けを兼ねて植え替えをします。

花壇に植えた場合も、広がりすぎたら株の整理を兼ねて植え替えます。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないよう、鉢土の表面がよく乾いてから水やりをします。

冬の管理

耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。

ふやし方

ひとりでに横に広がっていきますので、適当に株分けしてやれば、たくさん増やすことができます。

肥料

花壇に植えた場合は、ほとんど必要ありません。

鉢やプランターに植えた場合は、月に1〜2回液肥を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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