ミッキーマウスの木 |
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【ミッキーマウスの木について】 |
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ミッキーマウスの木は、南アフリカ原産のオクナ科オクナ属の常緑低木ですが、耐寒性が弱いので温室がないと冬は落葉します。オクナ・セルラータと呼ばれることもありますが、ミッキーマウスの木という名前で流通しています。 そのネーミングは、花後に残る赤いガク片と黒い実をミッキーマウスに見立てたことによるのでしょうか。実際は、黒い実が2個であれば耳のようですが、数個付きます。 花の咲き方にも特徴があって、枝に一列になって黄色の花が下向きに咲きますので、それだけでもなかなか魅力があります。 【栽培メモ】 寒さに弱いですが、その点を注意すれば育てやすい樹木です。2018年の1〜2月は少し寒さが厳しく、地上部が枯れこんでしまいましたが、春になると株元から芽を吹いてきました。 2020年は、春先から無加温のビニールハウスに入れていましたので、3月下旬には花が咲きはじめました。 なお、こぼれたタネからひとりでに発芽して、3本の苗が生えていましたので、タネを播いて育てることもさほど難しくはないようです。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ミッキーマウスの木の概要】 |
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樹高 大きくなると2mほどになりますが、剪定をして樹高を抑え、鉢植えで育てることができます。 花 花径2.5pほどの黄色の花が下向きに咲きます。 花は4月頃によく咲きます。下の2枚の写真は4月上旬に撮したものです。 耐寒性・耐暑性
耐暑性はありますが耐寒性はありません。最低5度は必要とされています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Ochna・・・・・ギリシア語の ochne(野生のナシ)が語源です。 serrulata・・・・・「小さな鋸歯状の」 ※葉の形に由来します。 |
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【主な種類と品種】 |
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オクナ属では、セルラータだけが流通しているようです。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 春から秋までは日当たりのよいところに置きます。 ※ 耐寒性がありませんので、冬は室内に取り込みます。 植え付け 園芸店やホームセンターなどでは4月ごろになると苗木が出回るようになりますので、これを買って育てます。耐寒性がないので、鉢での栽培になります。 購入した苗木の鉢が小さいときは、早めに一回りもしくは二回り大きな鉢に植え付けます。 置き場所 春から秋までは日当たりのよいところに置きます。 鉢植えの用土 赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、軽石砂を6:3:1程度に混ぜたものなどを使います。 植え替え 根詰まりをしてきたら、植え替えをします。鉢から抜いて、表土と根鉢の古い土を適宜に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。 日常の管理 乾燥に弱いので、夏場の水切れに注意します。 剪定 樹形があまり乱れることはありませんが、伸びすぎた枝や混みあった枝を切り詰めておきます。 冬の管理 耐寒性がありませんので、冬は室内に取り込みます。水やりは控えめにし、肥料は与えません。 10度を下回ると葉を落としますが、5度以上の場所に置いておけば暖かくなってくると芽を出します。 なお、葉を落とすといっても、全て落とすのではなく、5度以上あれば少しは枝に残っています。 ふやし方 挿し木で増やすことができます。また、タネから育てることもできますが、開花まで少し時間がかかりそうです。 肥料 4〜10月ごろまで、夏場を除き定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 カイガラムシが付くことがありますので、古い歯ブラシなどで取っておきます。 |
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