ミントブッシュ |
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【ミントブッシュについて】 |
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ミントブッシュは、オーストラリア原産のシソ科プロスタンテラ属の常緑低木です。花と香りを楽しめますので、春には園芸店やホームセンターなどで見かけますが、日本の気候に対する適応力が弱く、特に、梅雨から夏の高温多湿に弱いので、必ずしも育てやすいとは言えません。 ところで、ミントブッシュというのは、葉にミントの香りがすることからその名前がついていますが、ミントブッシュというのは英名からきた流通名で、プロスタンテラ属のものすべてをミントブッシュとは呼ばない場合もあります。 【栽培メモ】 早くから出回っているインカナは、比較的栽培しやすいですが、細葉ミントブッシュの開花株を購入したものの、手が回らなくて夏に枯れてしまいました。種類により、環境適応力に多少の差があるのかもしれません。 なお、上の写真は名札がなくなって明確ではありませんが、フィリシフォリアだと思われます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ミントブッシュの概要】 |
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樹高 80〜100pほどになりますが、鉢植えで育てれば、ずっと低い樹高で育てることができます。 また、もともと草丈の低い種類もあります。 花 花は小さく花径1pほどです。花色は紫やライラック色のものが中心です。 耐寒性・耐暑性
寒さにやや弱いようですが、温暖地の場合は戸外で冬を越すものもあります。高温多湿は苦手です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい〜かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Prostanthera・・・・・ギリシャ語の prostheke(付属物)+anthera(葯)が語源です。 ovalifolia・・・・「長円形の葉の」、「広楕円形の葉の」 rotundifolia・・・・「円形葉の」、「丸葉の」 denticulata・・・・「細歯状の」 incana・・・・「微白色の」、「灰色の」 phylicifolia・・・・「フィリカ属(Phylica)のような葉を持つ」 baxteri・・・・ イギリスの植物学者 William Baxter への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 過湿と極端な乾燥を嫌いますので鉢植えの場合は、表土が乾いてから水やりします。 植え付け 園芸店やホームセンターなどでは、春に開花株が売られていることが多いようですので、これを買って育てます。 オーストラリア原産の花木は、日本の気候には向いていないものが少なくありませんが、ミントブッシュも高温多湿を嫌いますので、庭植えは少し厳しいかと思われます。 買ってきた鉢が小さい場合が多いですが、こうした場合は、根鉢を崩さないようにして、一回り大きい鉢に植え替えます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使う必要があります。赤玉土、腐葉土若しくはバーク堆肥、軽石砂を5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。 置き場所 秋から春は日当たりのよいところに置きます。梅雨時は雨の当たらない軒下などに置いた方が安全です。 植え替え 花後が植え替えの適期です。根鉢はあまり崩さず、鉢土の表面を軽くほぐして一回り大きい鉢に植替えます。 日常の管理 過湿と極端な乾燥を嫌いますので鉢植えの場合は、表土が乾いてから水やりします。ただし、乾燥させすぎるとひどく傷みますので、水やりを忘れないようにします。 剪定 剪定は、花後に行います。伸びすぎて樹形が乱れたり、伸びすぎた枝があれば切り詰めておきます。 前年に伸びた枝に花芽が付きますので、秋以降の剪定は、最小限にとどめます。 夏の管理 暑さを嫌いますので午前中日が当たるような場所や、半日陰で風通しのよい涼しいところに置きます。 冬の管理 耐寒性はそこそこありますが、霜に当てないようにした方が無難です。霜の当たらない軒下や室内に移し、水やりは控えめにしますが、乾燥させすぎないように注意します。 ふやし方 繁殖は、挿し木で増やすことができます。 肥料 生育期間中、春と秋に緩効性肥料を置き肥をするか、若しくは液肥をときどき与えます。 病気・害虫 病虫害はほとんどありません。 |
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