ミセバヤ

ミセバヤの花
写真 ミセバヤ
撮影時期 2014.9.25
栽培状況 鉢植え

科名

ベンケイソウ科

属名

ムラサキベンケイソウ属

学名

Hylotelephium sieboldii

園芸分類

多肉植物(多年草)

別名

(特にありません)

原産地

日本

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

9〜10月

【ミセバヤについて】

ミセバヤは、ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多肉植物(多年草)で、小豆島に野生状態で自生しているのが確認されています。丈夫で、鉢やプランターはもちろん、水はけがよいところであれば庭植えでも栽培ができます。花もなかなか魅力がありますので、鉢植えや庭植えなどに利用されています。

この仲間には、北海道に自生しているヒダカミセバヤ(H. cauticolum)や富山県に自生するエッチュウミセバヤ(H. sieboldii var.ettyuense)などが栽培されています。

【栽培メモ】

多肉植物の仲間は過湿が苦手ですが、ミセバヤは特に過湿にしない限り株が傷んだりすることはなく、小さなプランターに株がいっぱいになっていました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ミセバヤの概要】

草丈

25〜30pほどですが、ヒダカミセバヤは矮性で10〜15pほどです。

(主な種類と品種を参照してください。)

ミセバヤの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性とも強く丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Hylotelephium・・・・・ギリシャ語の hyle(森)+ telephium (多肉の)が語源です。
※ 日陰を好むことに由来します。

sieboldii・・・・・シーボルトに因みます。

cauticolum・・・・・「崖に生育する」

【主な種類と品種】

ミセバヤ
H. sieboldii

小さなピンクの花が集まって球状咲きます。花茎が下垂しますので吊り鉢にしても楽しめます。

ヒダカミセバヤ
H. cauticolum

北海道の日高地方の原産ですが、丈夫で温暖地でも栽培できます。花は球状には咲きませんが矮性で、鉢植えなどに最適です。

エッチュウミセバヤ

富山県の原産で、ピンクの花が球状に咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 年間を通じて、やや乾燥気味に管理します。

植え付け

ミセバヤは、多肉植物ですので一般には鉢やプランターで育てますが、条件のよいところであれば庭植えもできます。いずれの場合も、植えつけは春に行いますが、ポット苗であれば秋でも差し支えありません。

ポット苗を手に入れたら、早めに鉢やプランターに植えるか、庭植えにします。

ミセバヤの花

鉢植えの用土

鉢やプランターに植える場合は、山野草の培養土もしくは鹿沼土と軽石を主体にしたものなど水はけのよい用土に植えつけます。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。水はけが悪いと、根腐れしやすいので注意します。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

梅雨時は雨がかからないところに移した方が安全です。

植え替え

鉢やプランターに植えた場合は、2年に1回を目安に、株分けを兼ねて植え替えます。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、年間を通じて、やや乾燥気味に管理します。

秋も終わりごろになると、地上部が枯れて新しい芽が顔を出してきますので、枯れた茎は地際で切り取っておきます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

ふやし方

挿し芽もできますが、植え替え時に株分けで増やすのが簡単です。

肥料

庭に植えた場合は、肥料は特に必要ありません。

鉢やプランターに植えた場合は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

過湿にさえ注意すれば、特に問題はありません。

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