ミヤコワスレ |
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【ミヤコワスレについて】 |
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ミヤコワスレ(都忘れ)は、日本原産のキク科シオン属の宿根草です。承久3年7月の承久の乱に敗れて佐渡島に流された順徳上皇がこの紫の花を見て、都の栄華を忘れようとしたという話が伝わっています。 もともと、本州、四国、九州の山野に自生しているミヤマヨメナを園芸用に改良したものです。控えめな美しさで、日本人好みの花ということから江戸時代より栽培されていて、園芸品種も育成されています。 【栽培メモ】 夏の暑さと強い日差しを嫌いますので、夏は涼しいところで栽培しないとよく育ちません。以前に、庭の日当たりのよいところに植えてあったところ、さっぱりでした。 その後は、もっぱら鉢や小型のプランターで育てています。こちらの方が、栽培環境が変えれますので、夏越しも容易でよく育っています。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ミヤコワスレの概要】 |
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草丈 矮性種は15〜20p、切り花用の高性種だと30〜40pほどになります。 花 白、淡桃、桃、紫青などの色があり、落ち着いた色合いが多いです。 もっとも、最近の品種はずっとカラフルになっています。花径は2〜3p程度です。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強く露地で越冬します。耐暑性もありますが、それほど強くはありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Aster・・・・・ラテン語の astrum(星)が語源です。 savatieri・・・・・19世紀のフランスの植物学者 Paul Amadee Ludovic Savatier への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 夏の高温と強光を嫌いますので、庭植えの場合は、落葉樹の下などに植え付けます。 ※ 鉢やプランターで育てる場合、夏は、風通しのよい明るい日陰に置きます。 植え付け 9〜10月が適期ですが、園芸店やホームセンターには春に開花株が出ていますので、これを買って育てます。 庭に植えるときは、水はけがよくないと、後々の成育がよくありませんので、水はけの悪いところは避けるようにします。 植え付けの際は、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と緩効性の化成肥料を少し入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。植えた後は、タップリと水やりをしておきます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使うことが大切です。また、ミヤコワスレは、弱酸性の用土を好みますので、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を4:3:3程度に混ぜた用土などに植えつけます。 株間 15〜20pほどにします。 植え場所・置き場所 夏の暑さを嫌いますので、庭植えの場合は、水はけがよく夏は日陰になり、それ以外は半日陰になる落葉樹の下などが最適です。 また、冬はあまり寒風の当たらないところが適しています。 夏の直射日光が長く当たったり、西日が当たるところに植えるとよい結果は期待できません。 鉢やプランターは、11月〜5月は日当たりのよいところに置きます。 植え替え 庭植えの場合、環境がよければ、一度植えつけると、数年間は植えっぱなしにできます。 鉢植えは、毎年、若しくは2年に1回を目安に植え替えますが、水はけのよい用土に、毎年植え替えた方がよい結果が得られます。 時期は、花の終わった5〜6月頃か秋の9〜10月に、株分けを兼ねて行います。 日常の管理 乾燥を嫌いますので、鉢やプランターに植えた場合は、特に、夏の水切れに注意します。 夏の管理 夏の高温と強光を嫌いますので、鉢やプランターは初夏になったら半日陰に、真夏は風通しのよい明るい日陰に置きます。適当な場所がないときは、遮光シートなどを使って遮光します。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。 ふやし方 植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。 また、挿し芽で増やすことができます。5月上旬ごろにバーミキュライトなどに挿します。 肥料 庭植えの場合は、春の芽出しの頃と秋に緩効性の化成肥料を少量株の周りに与えます。多肥にする必要はありません。 鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、花後と秋に追肥します。 病気・害虫 水はけがよくないと白絹病が発生しやすくなります。また、アブラムシが付くことがあります。 |
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