マーガレット |
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【マーガレットについて】 |
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マーガレットは、カナリア諸島原産のキク科モクシュンギク属の多年草です。春から初夏にかけて、プランターや鉢植えなどでに植えられているマーガレットの美しい花をよく見かけます。 丈夫で、育てやすいですが、夏の高温多湿と冬の寒さにやや弱いので、多年草として年間を通じて庭植えにするのにあまり適していないのが残念です。しかし、総じて草丈が低いので鉢植えやプランターで大いに楽しむことができます。 ところで、マーガレットという名は、ギリシア語の margarite(真珠)が語源ですが、属名もギリシャ語の argyros(銀色)+ anthos(花)が語源で、いずれも銀白色の美しい花色に由来しているようです。 【栽培メモ】 品種にもよりますが、冬の寒さに対しては、霜の当たらない軒下などに置けば何とかなります。しかし、夏の高温多湿に弱く、猛暑日の増えたこの頃では夏越しが容易ではありません。ですので、一年ものと考えて栽培していますが、比較的長く花が楽しめます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【マーガレットの概要】 |
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草丈 草丈は、30〜60p程度です。葉に深い切れ込みがあります。 花 花径3〜5p程度のものが多く、キクの花に似ています。花色は、白、黄、ピンクなどがあります。 また、花形も一重咲き、丁字咲き、八重咲きなど様々です。 耐寒性・耐暑性
高温多湿に弱く、また、耐寒性も弱く霜に当たると傷みます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Argyranthemum・・・・・ギリシャ語の argyros(銀色)+ anthos(花)が語源です。 frutescens・・・・・「低木状の」、「低木性の」 |
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【主な種類と品種】 |
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たくさんの品種がありますので、その一部を紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 花が終わったら、三分の一程度に切り戻し、半日陰で管理します。 植え付け 春に、開花株が園芸店やホームセンターで販売されますので、これを購入して植え付けます。耐寒性、耐暑性がやや弱いので、通常は、鉢やプランターで育てます。一年ものと割り切れば、花壇に植えて楽しむことができます。 販売されている株は、大半が小さい鉢に植えられていて、根詰まり気の場合が多いですが、この場合は、5〜6号程度の鉢に、根鉢を崩さないようにして植え付けます。 花壇に植えるときは、酸性土壌を嫌いますので植えつけ場所に苦土石灰を撒き、深さ30cmほどの植え穴を掘り、腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用培養土もしくは赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライト(川砂)を6:3:1程度に混ぜた用土などを使います。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、温暖地では、花壇に植えると夏越しは容易ではありません。 鉢やプランターで育てる場合は、秋から春は日当たりのよいところに置きます。日当たりが悪いと花付きが少なくなります。梅雨時は、鉢やプランターを雨のかからない軒下などに移します。 株間 鉢植えの場合は5〜6号鉢を使います。花壇に植える場合は20〜25cmの間隔とします。 植え替え 鉢やプランターに植えた株の夏越し、冬越しができたときは、毎年植え替えます。時期は、3〜4月、又は10月ごろです。 日常の管理 新芽が15pほどに伸びたら摘芯をします。そうすることで草姿が整い、花もたくさん咲くようになります。 花が終わったら、三分の一程度に切り戻し、半日陰で管理します。 夏の管理 マーガレットは夏の高温多湿に弱いので、夏が来たら鉢やプランターを半日陰の涼しいところに置いて育てます。また、真夏は明るい日陰に置くようにします。 冬の管理 耐寒性が弱いので、温暖地では鉢やプランターを霜の当たらない軒下などに移します。それ以外の地域は室内に取り込みます。 花壇に植えている場合は、霜除けが必要です。 ふやし方 挿し芽で殖やすことができますので、5月もしくは10月ごろに枝の先から10p程度を切り取り、バーミキュライトなどに挿します。 肥料 鉢やプランターで育てる場合は、植えつけ時に元肥として緩効性の肥料を施し、追肥として春と秋の生育期に緩効性の固形肥料を置肥するか、2週間に1回程度液肥を与えます。 花壇に植える場合は、元肥として緩効性の肥料を与えます。 病気・害虫 アブラムシがつくことがあります。 |
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