ベラドンナリリー |
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【ベラドンナリリーについて】 |
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ベラドンナリリーは、南アフリカのケープ地方原産のヒガンバナ科ホンアマリリス属の夏植え球根です。葉のない時に花茎が伸びてピンクや白の美しい花が咲くので、ネーキッドレディーとも呼ばれています。 アマリリスは春咲きですが、ベラドンナリリーは花の少ない夏から初秋に咲きます。アマリリスほど派手ではないですが、落ち着いた色彩の花はとても魅力があります。また、丈夫で、栽培も簡単です。 なお、一般に出回っているアマリリスの学名はHippeastrumですか、こちらがアマリリス属となっています。本来は、学名が Amaryllis の本種がアマリリス属のはずですが、ホンアマリリス属とされていて、ややこしいことになっています。なお、ホンアマリリス属には、本種ともう1種があるだけです。 【栽培メモ】 庭植えにして、しばらく(5年以上にはなります。)植えっぱなしにしていましたが、毎年よく咲いていました(上の写真)。その後、分球して植え替えました。 鉢植えやプランターではやや咲きにくいですが、上から2枚目の写真はプランターに植えてあったもので、まとまって咲いてくれました。 家の南側の庭に植えていて、今まで(10年以上)霜除けをしたことはありませんが、寒さであまり傷んだことはありません。霜が降りたことも何度かありましたので、軽い霜程度なら大丈夫のようです。ただし、北風が当たるようなところは、冬の霜除けが必要かと思われます。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【ベラドンナリリーの概要】 |
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草丈 50〜70p程度です。 花 葉がないときに花が咲きます。全体の感じは、やはりアマリリスに似ています。丈夫な花茎が伸びて花径8〜12pほどの花が6〜10輪咲きます。水揚げがよいので、切り花にも利用できます。 最下段の写真の花は、花茎が伸びず地際で花が咲いたものです。二年続いて同じ咲き方をしましたので、ベラドンナリリーの中では少し変わっているように思います。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的ありますが、温暖地以外では庭植えしたときは霜よけが必要です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Amaryllis・・・・・ギリシャ神話の羊飼いの名前に由来します。 belladonna・・・・・「美しい女性」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 関東以西の温暖地では、必要に応じて冬に霜除けすれば植えっぱなしにできます。 ※ 掘り上げたら、なるべく早く植え付けます。 植え付け 7月〜8月中旬ごろが適期ですが、球根を手に入れたらすぐに植えつけます。 庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と有機質肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 なお、植えた年は球根が十分に根を張っていませんので花は咲きませんが、翌年には咲き始めます。 植え付けの深さ 庭に植えるときは、標準的には球根の頂部に3〜4pほど土が被る程度に植え付けます。私は、深さ10cmほどにしていますが、これくらい深く植えても全く問題ありませんし、花もよく咲きます。 鉢植えの場合は、根の上部がかくれる程度に植え付けます。 鉢植えの用土 赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を4:3:3程度に混ぜた用土などを使います。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。また、北風の当たらない家の南側が適しています。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。 株間 庭植えの場合は、20〜25p程度の株間にします。鉢植えは6〜7号鉢に1球が目安です。 植え替え 庭植えの場合は、必要のない限り掘り上げずに5〜6年は植えっぱなしにします。この方が花がよく咲きます。5〜6年たって、株が混み合ってきたら分球して植え替えます。 ベラドンナリリーは、比較的よく分球しますので、球根が増えていきます。 鉢植えの場合は2年に1回、大きなプランターの場合は2〜3年ほどの頻度で植え替えをします。 いずれの場合も、時期は、分球も兼て7月頃に行いますが、掘り上げたら、なるべく早く植え付けます。 日常の管理 鉢植えの場合は、やや乾燥気味に管理し、生育期は土の表面が乾いてから水やりをします。 咲き終わった花茎は、タネをとる場合以外は、早めに切り取ります。 休眠期の管理 ベラドンナリリーは、5月を過ぎて葉が枯れたら休眠期に入ります。鉢やプランターに植えている場合は、植え替える予定がある場合もすぐに掘り上げたりはせず、7月の植え替え時まで、あまり乾燥させないよう時々水やりをします。 植え替えないときも、時々水やりをして、8月に花茎が出てくるのを待ちます。 なお、鉢やプランターに植えている場合、休眠中に雨が当たっても長雨でなければさほど問題はありません。庭植えのベラドンナリリーは、休眠期に梅雨の期間がありますが、それでも球根が腐ったりすることはありませんので、それほど神経質になる必要はありません。 冬の管理 庭植えの場合は、葉が青々としていますのでそのままにします。軽い霜程度では、それほどダメージを受けませんが、寒さが厳しいときは不織布などでトンネルをするなどして霜除けをした方が安全です。 鉢植えの場合は、霜の当たらないところに移します。 肥料 鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に元肥として緩効性の化成肥料を与え、後は、葉が伸び始めた頃と3〜4月に緩効性の固形肥料を置肥します。 庭植えの場合も同様に肥料を与えますが、それほど多肥にしなくても毎年よく咲いてくれます。 病気・害虫 それほど被害を与えるものはありません。 |
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