ヘメロカリス |
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【ヘメロカリスについて】 |
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ヘメロカリスは、ススキノキ科ワスレグサ属の宿根草で、とにかく丈夫で手間いらずなうえに、1日花ですがユリに似た大きくて美しい花が3週間ほど毎日のように何輪か咲き続けます。また、草姿に似ず、カラフルな色彩の花もありますので、場所さえあれば、本当におすすめの宿根草です。 園芸店やホームセンター、あるいは種苗会社のカタログなどで見かける園芸品種は、ユウスゲ(H. citrina var. vesperita)、ヤブカンゾウ(H. fulva var.kwanso)、ノカンゾウ(H. fulva var. disticha)などを元に、主にアメリカで品種改良されたものです。 【栽培メモ】 耐寒性、耐暑性が強く、非常に育てやすい宿根草と言えます。ただし、1日花で、終わった花はすぐには下に落ちませんので、その都度取り除かないと見た目が悪くなります。 私の住んでいる香南市野市町あたりでは、ちょうど開花時期が梅雨時と重なることが、ただひとつ残念です。もっとも、晴れていなくても花は開きますので、うっとうしい日でもヘメロカリスの花を見ると気持ちが和みます。 |
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【ヘメロカリスの概要】 |
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草丈 草丈は、60p〜80p程度のものが多く、細長い葉を大きく広げます。 花 4倍体品種の大きい花では径15pにもなり、デイリリーといわれるだけあって、草姿からはちょっと想像できないような、きれいな花が咲きます。 花は、葉の間からのびてきた花茎に5〜6輪、一度に開花せず、順次開花していきます。 残念ながら、花の寿命は1日限りですが、花茎を何本も伸ばし、次々と咲いていきますので、長い期間楽しめます。 花の色は、白、クリーム、黄色、赤、紫とあり、復色花もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性は強く、冬は地上部が枯れてしまいますが、翌春芽を出してきます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Hemerocallis spp. 学名の説明 Hemerocallis・・・・・ギリシャ語の hemera(1日)+ callos(美)が語源です。 citrina・・・・・「レモン色の」、「レモンイエローの」 fulva・・・・・「濃い黄色の」、「黄褐色の」 |
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【主な種類と品種】 |
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種苗会社から、いろいろな品種が売られています。 また、春、秋には園芸店やホームセンターなどにも苗が出回りますので、気に入った品種、大きさの花を選ぶことができます。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 株が混みあってきたら株分けして植え替えます。 ※ 一日花ですので、終わった花はこまめに取り除きます。 植え付け 園芸店やホームセンターなどに苗が出ます。また、種苗会社のカタログにもいろいろな花色の品種が出ています。 植えつけは、春、秋いずれの時期でも差し支えありません。植えた1年目は、株が充実していないため十分な花が咲きませんが、2年目、3年目と次第にたくさん咲くようになります。 庭に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 鉢やプランターで育てる場合は、赤玉土と腐葉土又はバーク堆肥を2対1程度に混ぜた用土を使うとよく育ちます。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。 株間 株が大きくなりますので、庭に植えるときは30〜40p程度と広く間隔をとります。それより詰めて植えることもできますが、植え替えの時期が早くなります。 鉢植えの場合は、60cmのプランターで2株程度にします。 植え替え 庭植えは、4〜5年程度は植えっぱなしにした方が、花がたくさん咲いて楽しめますが、株が混みあってくると花付きが悪くなりますので、春か秋に株分けして植え替えます。植え替える際は、株を2〜3芽程度で分けます。 鉢やプランターに植えた場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。 日常の管理 鉢やプランターに植えた場合は、水切れさせないよう土の表面が乾いたら十分に水やりします。 開花時期になると、花が次々と咲いてきますので、終わった花は早めに取り除きます。 冬の管理 冬は地上部が枯れますので、枯れた葉を切り取っておきます。 鉢やプランターに植えた場合は、乾燥させすぎないようにします。 肥料 非常に丈夫で、庭植えの場合は、多肥にしなくてもやせ地以外はよく育ちます。 鉢植えの場合は、元肥として緩効性肥料を与えます。後は、春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 病気はありません。春にアブラムシがつきますが、あまり神経質になるほどのものではありません。ひどくなればオルトラン等で駆除しておきます。 |
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