ポピーマロウ

ポピーマロウの花
写真 ポピーマロウ
撮影時期 2014.5.30
栽培状況 秋まき後、庭植え

科名

アオイ科

属名

カリホー属

学名

Callirhoe involucrata

園芸分類

多年草

別名

カリホー

原産地

北アメリカ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5月〜6月

【ポピーマロウについて】

ポピーマロウは、アメリカ合衆国や頬メキシコ北部原産のアオイ科カリホー属の多年草です。もっとも、冬の寒さに弱いことや夏の高温多湿にもそれほど強くないことから、春まき二年草もしくは短命な多年草と言えます。

属名のカリホーとも言いますが、アオイ科ながら花がポピーに似ているところから、ポピーマロウあるいはパープルポビーマロウと呼ばれることが多いようです。

【栽培メモ】

秋にタネを播いて花壇に植えてみましたが、けっこう横に広がって花が咲きました。一面に咲くというところまではいきませんが、それでもよく咲いてくれました。耐暑性は強いとされていますが、この年(2014年)の夏は雨も多かったりして、夏を越したのは一部の株になりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ポピーマロウの概要】

草丈

這性で、横によく広がります。

赤紫の中輪の花が咲きます。名前のとおりケシ科の花に似た感じの花です。

ポピーマロウの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 比較的強い

耐寒性はありますが、秋まきした株は、冬は霜よけをした方が安全です。耐暑性は強いとまでは言えませんがそこそこあります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Callirhoe・・・・・ギリシャ神話に登場する海の精に因みます。

involucrata・・・・・「総苞のある」
※ 総苞:苞の1種で、花序全体を基部で包むもの(広辞苑)

【主な種類と品種】

特にはありません。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花付きを多くするには、摘芯をして枝数を増やします。

※ 秋まきにして、花壇に定植した場合は霜除けが必要です。

タネまき

秋まき、春まきいずれでも可能ですが、寒地は春まきとします。発芽適温は20度ほどですので、秋まきの場合は9月中旬〜10月中旬、春まきの場合は3月下旬〜4月が適期です。

育苗箱にまき、軽く覆土します。発芽まで2〜3週間かかる場合がありますので、用土が乾かないように注意します。

発芽後、本葉が2〜3枚になったらポットに植え替えします。

植え付け

ポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

株間

横に広がるので25〜30pほどにします。

ポピーマロウの花

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

日常の管理

花付きを多くするには、摘芯をして枝数を増やします。

冬の管理

秋まきにして、花壇に定植した場合は霜除けが必要です。

鉢やプランターに植えている場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。

肥料

花壇に植える場合は、定植するところにあらかじめ化成肥料を撒いて庭土とよく混ぜておきます。後は、あまり多肥にする必要はありません。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、1月ほどしたら、冬場を除き月に2回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

アブラムシが発生することがあります。

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