ポインセチア

ポインセチアの花
写真 ポインセチア
撮影時期 2007.12.9
栽培状況 開花株購入

科名

トウダイグサ科

属名

ユーフォルビア属

学名

Euphorbia pulcherrima

園芸分類

非耐寒性常緑低木

別名

ショウジョウボク(猩々木)

原産地

メキシコ〜中央アメリカ

主な用途

鉢植え

花期

11月〜3月

【ポインセチアについて】

ポインセチアは、メキシコ原産のトウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木です。ポインセチアという名称は、本種が以前に分類されていた属名によるものです。

昔は、ポインセチアといえば、だいたい赤と相場が決まっていましたが、最近、園芸店やホームセンターなどに行くと、黄やピンクなど変わった色合いのものが多くなってきました。また、サイズもいろいろです。

11月に入ると早くもポインセチアが出回るようになります。そして、下の写真のように園芸店やホームセンターにずらっと並ぶころになると、クリスマスが近くなったことを知らせてくれます。

【栽培メモ】

園芸店やホームセンターで購入しても、毎年、1年で終わっていまい、なかなか翌年もいうことにはなりません。

【育て方は下へ ↓ 】

【ポインセチアの概要】

樹高

原産地では5〜6mにはなるようですが、園芸店では30〜50pほどのものが売られています。

花よりも真っ赤な苞が美しいポインセチアですが、最近は色変わりがたくさん出て品種が豊富になっています。また、八重咲きの品種も販売されています。

ポインセチアの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 比較的強い

寒さに弱いため、冬は室内で管理します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:かなり難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Euphorbia・・・・・ローマ時代の医師 Euphorbus に因みます。

pulcherrima・・・・・「美しい」

【主な種類と品種】

苞が赤いものからピンクやクリーム色などがあり、斑の入る品種もあります。また、一重に加えて、八重の品種も出ています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

一般的には、11〜12月ごろに園芸店やホームセンターなどで鉢植えを買って育てることになります。春が来る頃には、処分されることが少なくないですが、これを育てようとするなら暖かくなった4月ごろに植え替えます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

ポインセチアの花

植え場所・置き場所

春から秋までは戸外の日当たりのよいところに置きます。ただし、夏場は、半日蔭に置きます。

植え替え

4月になったら、10〜15pほどの高さで切り戻し、あまり根鉢を崩さないようにして、一回り大きい鉢に植え替えます。

日常の管理

過湿には注意しますが、鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりします。

花芽をつけるには短日処理が必要です。クマリスマスの頃に色づかせるための短日処理の方法は、一般的には、10月になったら、夕方の5時から翌朝8時ごろまで段ボール箱などで覆ってやります。これを40〜50日くらい続けると花芽ができます。

ただし、家庭では、ここまでの作業は大変ですので、そこまでやる価値があるか疑問です。

夏の管理

夏の強い日差しに当てると葉焼けしますので夏場は半日陰、もしくは、明るい日陰に置くようにします。また、鉢土が乾燥しやすいので、水やりが抜からないようにします。

ポインセチアの花

冬の管理

耐寒性がなく、霜に当たると傷んでいますので、冬は、日当たりのよい窓辺に置きます。

暖房器具の温風が直接当たるところは避け、また、寒い夜は、カーテンを引いて、窓際から部屋の中に移動しておきます。

水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

肥料

植え替えのとき、緩効性肥料を用土に混ぜ込みます。後は、液肥を月に2〜3回与えるか、もしくは定期的に緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

オンシツコナジラミが付くことがあります。

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